玉木雄一郎代表「現在の立民とは組めない」:首相指名での一本化を拒否

国民民主党の玉木雄一郎代表が、立憲民主党との首相指名での連携を明確に否定した。与党・自公連立の崩壊で野党再編への注目が高まる中、野党側の一本化構想には早くも亀裂が生じている。

  • 玉木代表は11日、大阪市で記者団に対し「現在の立民とは組めない」と発言した。
  • 理由として、安全保障やエネルギー政策などの基本方針の違いを挙げ、「政策が一致しないままでは政権を担えない」と述べた。
  • 立憲民主党は、首相指名選挙で玉木氏を統一候補とする「一本化案」を提案していたが、国民民主はこれを拒否した。
  • 玉木氏は「理念よりも現実的な政策の一致が重要」と強調し、野党再編の条件として「政策本位」を掲げた。
  • また、自民党との新たな連立にも否定的で、「少数与党の肩代わりをするつもりはない」と述べた。

玉木代表の発言は、野党間の連携が単なる「数合わせ」では進まないことを示している。公明党の離脱で政局が流動化する中、国民民主は政策重視の立場を貫き、短期的な政権奪取よりも中長期の路線形成を優先する姿勢を示したが、各党が秋波を送る玉木代表の胸中やいかに。

玉木雄一郎代表 国民民主HPより