ソフトバンクグループ(SBG)は、生成AIの中核企業であるOpenAIへの巨額出資を完了し、大株主としての立場を明確にした。一方で、株価は期待先行の局面を過ぎ、市場はAI投資の収益性を厳しく見極め始めている。
ソフトバンクG、「チャットGPT」オープンAIの11%の大株主に…3・5兆円の追加出資が完了https://t.co/1x2QD9AuEi#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) January 2, 2026
- SBGは31日、対話型AIサービス「チャットGPT」を手がけるOpenAIへの追加出資が完了したと発表した。
- 追加の出資額は225億ドル(約3兆5000億円)で、SBGは出資比率約11%を保有する大株主となったことを強調した。
- 今回の出資は、2025年3月に表明していた最大400億ドル規模の追加投資計画の最終段階にあたる。
- 出資は英半導体設計会社Arm株を担保にした借入金を原資とし、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2を通じて実施された。
- 外部投資家分を含めたOpenAIへの出資総額は約410億ドル(約6兆4000億円)に達した。
- 2025年のSBG株の売買代金は48兆円超と東証最大となり、AI相場の象徴的存在となった。
- 半導体、ロボット、データセンター、電力の4分野にAI投資を集中させ、2026年3月期も巨額投資を予定している。
- 一方で、生成AIは計算資源や電力コストが膨大で、十分な収益モデルが見えない点が投資家の懸念となっている。
ソフトバンクグループは、OpenAIへの225億ドル追加出資によって、出資比率約11%を持つ大株主としてAI戦略への深い関与を鮮明にした。しかし市場は、AIの将来性そのものよりも、巨額投資が本当に回収できるのかという現実的な問いを突き付けている。OpenAIと一体化するソフトバンクGの戦略は、AIブームが持続的成長へ進むのか、それとも調整局面に入るのかを占う試金石となっている。

孫正義氏とサム・アルトマン氏 2025年5月 ソフトバンクHPより






