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人間としての直感こそ正義。
政策?人としての発言を見て、信用できるかが大事。
好き嫌いや「推し活」で選んで何が悪い?
総選挙が迫っていて、多くの方々からこうした意見をいただきます。まさに、おっしゃる通りです。
誰を政治家に、リーダーに選ぶかという視点で言いますと、人としてまともなのか、信頼できるのか、という人間性としての評価で選ぶ視点も非常に大事です。政党の掲げる政策がどう実行できそうなのか、は過去に公約が達成されなかったことがありますし、政党の「人気をあつめる政策」なので、信用できません。
また、各党の公約や政策はよく読むと似通ってきていることから自分の生活にどう影響を与えるのか?を短期的には理解できますが、長期的には見えてきません。そのため、政策論争はあまり盛り上がっていません。
こうした状況を踏まえて、私、西村健のおなじみ「人間力分析」。リーダーとしてどうか、人間性としてどうか?という視点から考えていきたいところです。
リーダーシップ能力で見る各政党の党首・代表、そして「漢」原口
これまでリーダーとしては以下のような能力をモデルを示してきました。

「リーダーシップ能力」
筆者作成
個々を見ていきましょう。高市さんの対応力、発信力は相対的に秀逸です。指揮・指導力も評価が高いようです。政府においても、その知的能力と実行力に高市さんへの評価が高いと官僚の方々から聞いています。他方、野田さん、齋藤さんは人間としての深みを見せていて、教祖・父親のような安心感を与えます。
しかし、両人とも質疑応答において的確に答えられていない面も見受けられます。幹事長の安住さんもネットで切り取りにあって可哀そうなくらいです。「ちびっこギャング」と言われ過小評価されがちで、少し上から目線の姿勢は見受けられますが、野党の中心人物であるだけあってさすがの実力を持つことが伺えます。発言からもその知的能力の高さが伺えます。
そのほか、吉村さん・藤田さん、玉木さん、神谷さん、田村さんなど、改めて見ても、知的かつ発信力に優れた理性的なリーダーが揃っていると言えます。自分の言葉で語り、相手を説得する。過去の森喜朗総理など、日本のリーダーでは政策テーマに対して独自の見解を示せない、説明できない方もいましたが、現代のリーダーは知的能力が高くなっている印象です。
その中でも、発信を続けている一人の「漢」がいます。「筋を通している」として注目すべきなのは、減税日本・ゆうこく連合の原口一博さんです。今回の立憲民主党の中道改革連合への吸収合併に対して「あるべき論」を示しているところは評価されています。
YouTubeでの発信も以前とは大きく変化し、わかりやすい説明であり、筋が通っています。大事にしている価値観にもとづく姿勢や行動が発言に表れており、人気が高まるのは当然でしょう。
ビジョン構築力
各要素で見ていきましょう。ビジョン構築においては、自民、中道ともに明確です。
国際政治状況を受けて、中国の巨大な勢力を踏まえての「あたり前の国」を目指す路線が高市さん、軍事費増など国家としての当たり前を示します。中道は「平和」「包摂」「共生」「生活者ファースト」とややリベラルの価値観を示していますが、これまでの平和外交、対外的な融和を進めていくということです。両者はタカ派外交かハト派外交の違いといっていいでしょう。ビジョンは明確です。
特に、齋藤さんの発言は注目でしょう。斎藤さんは、中道を「人間の幸せが第一という人間中心主義」と定義していて、「人間の生命、生活、生存を最大限尊重する考え方」だと示します。
宗教家(?)と思ってしまいますが、生活者ファーストの「人にやさしい政治」「人間の尊厳」「平和」「分断を超える対話と合意」による現実的改革」という意味で理念を掲げていて、大局的な視点で政治を語っています。
指揮・指導能力
指揮・指導能力については、政党と行政機関におけるリーダーシップ能力ではそれぞれ違うため、判断できません。
ビジネス経験で見てみますと、イシキカイカク株式会社を起業し、社長を務めた神谷さん、内閣府秘書専門官・財務省主計局主査として小さいながらも部下を持った玉木さんの2人は、実務面でのリーダーシップは期待できます。
中でも注目なのは、みらいの安野貴博さんです。株式会社PKSHA Technologyの子会社である株式会社BEDOREの代表取締役をつとめ、リーガルテックのMNTSQ株式会社を創業するなどリーダー経験も豊富なことが伺われます。
その他の方は、日本保守党の百田尚樹さんは構成作家として一流、専門職としての活躍はもちろんですが、組織マネジメントをされたかは不明です。田村さんも日本民主青年同盟の専従職員であり、中央委員会常任委員であったので組織マネジメントをされた面はあるかもしれません。
注目すべきなのは、減税日本・ゆうこく連合の河村たかしさんです。家業である古紙回収業・卸売業の河村商事株式会社で専務を務めてその後の会社の発展に貢献、そlして、名古屋市長としては圧倒的な実績を示しました。
指揮・指導能力
長年、自民党の統一教会問題を強く批判してきた野田さん。しかし、「佳勝会」という後援組織を作ってもらって、支援を受けていたことが判明しました(そのほか在日民団へのお礼動画も出回っています)。
野田さんは今回、「覚えていない」という言動でお茶を濁しました。まさに、ブーメランです。立憲民主党の一部の議員がこうしたケースが目立ちましたが、これまで立憲民主党のブランドを傷つけてきた行為を代表までがやってしまいました。野田さんへの信頼低下も顕著でしょう。他人を批判しておいて、自分が言われたら釈明もしない、できない点は非常に痛いです。
人として信用できるか。
そういったところを主権者は見ています。有言実行力かどうか、立場が変わっても、その主張を貫けるのか、そこで人間の器量が現れてしまいます。
筆者は野田さんが首相時に右腕と呼ばれたアドバイザーの方と面識があり、そのほかの方からもおおらかな人間性と包容力のある面を聞いていますが非常に残念です。
さらに、組織においての内部への説明責任、党員への路線変化の説明などはできていません。自民党も「裏金問題」「統一教会問題」、中道も「統一教会問題」「政策変更問題」があり、政党と言うものはどっちもどっちと言えます。
その他の政党も維新の会の「国民健康保険問題」などを抱えているように、どの組織も脛に傷があります。
山本太郎への信頼
その意味で、街頭に出て考え方を示し、いちゃもんをつけて絡んでくる国民にも誠実に接して、対話の姿勢を崩さないれいわ新選組の山本太郎さんの存在は注目に値します。彼の復帰を心から願っています。
あとは主権者の皆さんの直感に任せたいと思います。ネットでしっかり吟味して代理人を選び、選挙に行きましょう!主権者はあなたです。






