自民糾弾の旧立民議員も自民名簿不足での復活に有権者は大激怒

8日投開票の衆院選で、元厚労相の長妻昭氏が東京27区で敗れながらも比例東京ブロックで復活当選した。自民党の小選挙区圧勝と比例名簿不足という異例の事態、中道改革連合の名簿戦略の歪み、そして比例重複制度そのものへの批判が重なり、「制度に救われた復活」したことへの有権者からの疑問が広がっている。

  • 長妻昭氏は元民主党政権の厚生労働大臣で、「ミスター年金」の異名を持つベテランとして東京27区から中道改革連合公認で立候補したが、小選挙区では自民新人の黒崎祐一氏に敗北した。
  • 選挙全体では高市早苗首相の人気を背景に自民党が小選挙区で圧勝し、比例名簿が不足する異例の事態が発生した。
  • この結果、全国で14議席が他党に譲渡され、東京ブロックでは5議席が中道改革連合や国民民主党などに割り当てられた。
  • この「名簿不足」による議席譲渡が、長妻氏を含む中道改革連合の比例復活を後押ししたとみられている。長妻氏は比例東京ブロックとの重複立候補だったため、比例復活で当選したが、これは制度的な欠陥の要因が大きい。
  • ネットや一部のメディアでは、「自民の名簿不足という“おこぼれ”で救われた」との皮肉が目立ち、「自民を批判してきた長妻氏が自民に救われたのはこっけい」との声が出た。
  • 「自民党のおかげで議員になれたのに、偉そうに批判できないのではないか」との批判が少なからず散見される。
  • 小選挙区で敗れても比例で復活できる重複立候補制度自体に対し、「民意を歪めている」「見直すべき」との批判が強まった。
  • 票数の多い候補が落選し、票数の少ない候補が復活する逆転現象を問題視する意見も各所で出ている。
  • 自民の「空前の大勝」が比例配分を歪めたとして、「制度の不条理」との批判が相次いでいる。長妻氏の復活も名簿戦略と制度の歪みの結果として疑問視されている。

長妻昭氏の比例復活は、個人の政治力というよりも、自民党の歴史的圧勝と比例名簿不足、中道改革連合の拙速な党運営、そして比例重複制度の構造的問題が重なって生じた結果だった。今回の選挙は、制度設計そのものが民意をどこまで反映しているのかを改めて問い直す契機となった。

長妻昭氏 立憲民主党HPより