音楽が導いた一食:二子玉川で整える韓国ごはん

出口里佐です。

翌日に控えたホームパーティーの準備のため、食材を買い揃えに出かけた二子玉川。

一通りの買い物を終えた頃、ふと「少しだけ、何かをお腹に入れておきたい」と思いました。

二子玉川駅近く。
Korekore/iStock

これから帰宅して支度が始まることを考えると、重すぎず、それでいてきちんと満たされるものがいい。そんな気分の背景には、ここ最近の“ある変化”もあったのかもしれません。

いつも通っている有酸素運動専門のスタジオでは、1時間のエクササイズの最後にクールダウンの時間があります。そのひとときに流れる音楽は、インストラクターごとに毎回異なります。

普段はクラシックや洋楽ばかりを聴いている私にとって、それはあまり馴染みのないジャンルに触れる時間でもあります。

ある日、ふと心がほどけるような感覚を覚えた一曲がありました。気になってインストラクターに尋ねると、それは K-POPの女性シンガーソングライター、Punch の楽曲だと教えてくれました。

同じ曲ではないかもしれませんが、YouTube Music で検索して見つけた「Say Yes」を、最近は何度も繰り返し聴いています。この原稿を書きながらも、静かに流しています。

こうして少しずつ、気分が韓国へと傾いていく。食の選択というのは、案外こうした感覚に素直なものなのかもしれません。

ハンビジェ、お店の正面

そんな流れの中で自然と足が向いたのが、韓美膳 (ハンビジェ)ライズ二子玉川店でした。

店内には、ひとりでも入りやすい穏やかな空気があります。若い女性同士のグループや、男性のひとり客など、客層もさまざまで、それぞれが思い思いの時間を過ごしていました。

韓国料理というと、焼肉などのしっかりとした味わいやボリュームを思い浮かべがちですが、こちらは野菜が豊富で、全体のバランスがよいのが印象的です。

“きちんと食べたいけれど、重たくはなりたくない”――そんな気分にちょうど寄り添ってくれます。

カルビ石焼ビビンバセット。
ワカメスープ、チャプチェ、大学芋のデザートも。

この日は、カルビ石焼ビビンバのセット(税込1,738円)を選びました。今だけの平日限定スペシャルメニューだそうです。

石鍋の中には、カルビと色とりどりの野菜のナムル、そして真ん中には、少し辛みの効いたコチジャン。その下には、熱々のご飯が控えています。

カルビ石焼ビビンバ。味の染み込んだお肉と野菜のナムルが結構たっぷり。
湯気が出ていて、写真だけでも美味しそうです。

辛さはコチジャンの量で調整できるため、辛いものが得意でない方でも、自分のペースで楽しめるのも嬉しいところです。

混ぜ合わせると、具材とご飯が一体となり、それぞれの味わいがやさしく広がっていきます。

カリカリのおこげ、食感がたまりません!

ご飯は、野菜のすぐ下はふっくらとやわらかく、一方で石鍋に触れている部分は、香ばしいおこげに。

この対比がなんとも心地よく、ひと口ごとに異なる食感を楽しめるのも、石焼ビビンバならではの魅力です。

今回は糖質を少し意識して、ご飯を半分にしていただきましたが、おこげの部分だけは、しっかりと味わいました。その香ばしさは、最後まで印象に残る美味しさです。

セットにはワカメスープと小皿のチャプチェ、ミニチヂミ、そして大学芋のようなやさしい甘みのデザート。控えめでありながら、どこかほっとする構成でした。

特別に贅沢というわけではないけれど、確実に「ちょうどよく満たされる」一食。

音楽に心をほどかれ、その余韻のままに選んだ韓国料理。振り返ってみると、この日の食事は偶然ではなく、自然な流れの中にあったようにも思えます。

食べ終えた後、気持ちはすっと整い、これから始まる自宅での準備にも、無理なく向き合える余裕が生まれていました。

外食とは、単に空腹を満たす行為ではなく、その日の自分をやさしく整えるための時間。そんなことを、あらためて感じさせてくれる一食でした。韓美膳は、全国チェーンなので、ぜひ皆様もお試しください。

韓美膳 ライズ二子玉川店

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