ホルムズ海峡って何?

アゴラ

ホルムズ海峡は、中東にある海の大切な通り道です。場所は、ペルシャ湾とアラビア海(インド洋へと続く海)をつなぐ、とても細い部分にあります。北側にはイラン、南側にはオマーンやアラブ首長国連邦(UAE)という国があります。

この海峡が今、イラン戦争で世界中の関心の的になっています。なぜこの海峡が大事なのか、3つのポイントで説明しますね。

日本経済新聞

世界の「石油の大動脈」

ペルシャ湾の周辺には、サウジアラビアやクウェートなど、石油をたくさん掘り出している国が集まっています。そこでとれた石油を巨大な船(タンカー)に乗せて世界中に運ぶためには、必ずこのホルムズ海峡を通らなければなりません。 世界の海で運ばれる石油の約3割がここを通過するため、世界経済にとって絶対に欠かせない道なのです。

日本にとっては「命づな」

実は、日本が輸入している原油(石油の原料)の約9割は中東から来ています。 つまり、私たちの生活を支える車のガソリン、電気を作るための燃料、プラスチック製品の原料などのほとんどが、このホルムズ海峡を通って日本に運ばれてきているのです。もしこの海峡が通れなくなると、日本は深刻なエネルギー不足に陥り、生活や経済がストップしてしまう可能性があります。

なぜよくニュースになるの?

ホルムズ海峡は一番狭いところだと幅が約33キロメートルしかなく、さらに大型のタンカーが安全に通れる道(航路)はわずか数キロメートルしかありません。日本の生活と世界中の経済を支える、絶対に止まってはいけない海の細道なのです。

海峡の北側にあるイランは、アメリカやイスラエルなどの国々と対立しています。軍事的な緊張が高まると、イランが「ホルムズ海峡を封鎖する」と警告を出したり、実際に船の安全が脅かされたりすることがあります。ここが通れなくなると世界中が大パニックになるため、国際社会は常にこの地域のニュースに神経をとがらせているのです。

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