ヒトラーに媚びを売って日米戦争への道を開いた松岡洋右

イラン戦争はますます支離滅裂になり、トランプはヒトラーに似てきた。その戦争の最中に訪米してトランプ大統領にハグした高市首相を見て私が連想したのは、ヒトラーに媚びを売って三国同盟を結んだ松岡洋右外相である。

日本を愚かな戦争に突入させた犯人は何人もいるが、その中でも主犯に近いのが松岡だろう。彼は1933年に日本が国際連盟を脱退したときの首席代表だったが、ポピュリズムで人気を集め、日本外交をリードした。

近衛文麿の自宅で松岡と東條英機が会談した「荻窪会談」の記録には、松岡の次のような言葉が残っている。

世界情勢の急変に対応しかつ速やかに東亜新秩序を建設するため、日独伊枢軸の強化を図り、東西互いに策応して諸般の重要政策を遂行す。

荻窪会談(左から近衛、松岡、吉田海相、東條)

松岡は日中戦争の泥沼化を打破し、南進を阻むアメリカを沈黙させて東亜新秩序を建設するため、政府内の反対を押し切って1940年9月、日独伊三国同盟を結んだ。これが日米戦争に突入する分水嶺となった。

松岡はさらにソ連を入れた四国協商による反英米ブロックを構築しようと1941年3月、みずから訪欧してヒトラーやスターリンと会談し、日ソ中立条約を締結した。しかし彼が帰国した直後、ドイツがソ連を侵略し、四国協商の夢は一瞬で灰燼に帰した。

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