EV車テスラに「もう1つだけ」欲しいもの

内藤 忍

電気自動車(EV)に対する評判は最近また芳しくないようです。テスラは販売するEV車種を絞り込むとは発表し、ソニーとホンダは共同で行ってきたEVの開発を断念しました。

今後EVマーケットは中国の低価格車に席巻されることになりそうです。

確かにEVには様々なデメリットがあるのは事実です。例えば航行距離が短い、充電に時間がかかる、バッテリーの劣化が心配、リセール価格が低いといった指摘が良くなされます。

しかし、航行距離に関して言えば私が乗っているテスラの場合、100%充電で400キロ以上走ることができます。東京から静岡辺りまでであれば途中で充電することなく往復可能です。

主に都内で運転をしていて郊外に出かけるとしても関東近郊以外には車で行かない。そんな私のようなドライバーにとっては、現状のスペックで充分です。

また充電に関しては自宅の駐車場に置いておく間に充電可能なので、ガソリンスタンドに行く手間が省け、むしろ負担は軽くなります。出先で充電しなければならない場合を除けば、ガソリン車よりも快適です。

バッテリーの劣化やリセール価格に関してはまだ交換や売却をしたことがないので、何とも言えません。ただ、東京都には購入時のEV割引もあり、目くじら立てるような問題ではありません。

むしろEVにはガソリン車に比べたメリットがたくさんあります。

まずはなんといってもエンジンの加速性能と静粛性です。スタート時の加速はガソリン車とは比較にならない圧倒的なパワーでとても快適です。

またエンジン音がないので、室内はとても静かで、オーディオの音がクリアに聞こえます。

操作もテスラはタッチパネルや携帯との連動で直感的に行うことができます。慣れると普通のガソリン車に戻ることができなくなります。

コスト面でもガソリン代に比べた電気代の安さ、そしてオイル交換をはじめとする複雑なエンジンまわりのメンテナンスが不要である点を考慮すると維持費(ランニングコスト)は抑えられます。

実際に約2年乗っての正直な感想は「EVは悪くない」です。むしろ普段使いの車としては極めて合理的な選択だったと満足しています。

と言ってもすべての人にEVがおススメだと言うつもりはありません。例えば寒冷地でのバッテリー性能の低下が気になる場合や、自宅に充電器設置の整っていない場合などは、メリットよりもデメリットの方が多いかもしれません。

満足しているEVのテスラですが、もう一つだけ希望をしてもらえれば、以前販売していた屋根の開くオープンカー(コンバーティブル)のモデルが欲しいということです(写真)。

この10年で3台続けて乗ったくらいオープンカー好きなのですがテスラには現在はオープンカーモデルはありません。

他のEVで探してみてもオープンカーはほとんどなく、乗りたいと思える車はありません。果たしてこれから日本国内で魅力的なEVオープンカーが販売される事はあるのでしょうか?


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年6月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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