人々の善意を集める赤い羽根共同募金で事務局長が1億8000万円を着服

人々の善意を集める赤い羽根共同募金で、北海道共同募金会が多額の使途不明金を発表した。会計責任者の事務局長が長期間にわたり着服した疑いが浮上し、批判が殺到している。この事件は募金制度の根本的な問題を浮き彫りにした。

  • 社会福祉法人北海道共同募金会は15日、赤い羽根共同募金などで集めた寄付金のうち1億8000万円が使途不明になっていると発表した。会計責任者の男性事務局長(58)が着服した疑いがあり、同会は懲戒解雇と刑事告訴、損害賠償請求を進める方針である。
赤い羽根、1億8千万円使途不明 共同募金など、事務局長着服か
社会福祉法人北海道共同募金会(札幌市)は15日、赤い羽根共同募金などで集めた寄付金のうち、1億8千万円が使途不明になっていると発表した。会計責任者の男性事務局長(58)が着服した疑いがあり、同会は自宅待機中の事務局長を懲戒解雇する方針。刑事...
  • 寄付金は同会名義の口座に保管されていたが、通帳と印鑑を事務局長1人で管理していた。2020年ごろから無断で現金を引き出し、発覚を防ぐために金融機関からの借り入れで穴埋めを繰り返していたとみられる。
赤い羽根募金1億8000万円が使途不明 58歳の事務局長が着服か 北海道 刑事告訴へ
社会福祉法人北海道共同募金会(札幌市)は15日、赤い羽根共同募金などで集めた寄付金のうち、1億8000万円が使途不明になっていると発表した。会計責任者の男性事…
  • 発覚のきっかけは今年2月の札幌国税局による強制調査だった。事務局長は同会の聞き取りに対し「国税局の調査中で自由に話せない」と十分に応じていない。会長は記者会見で「浄財で不適切な取り扱いをしたことは許されない」と謝罪したが、遅すぎる対応だ。
赤い羽根、1億8千万円使途不明 | 中国新聞デジタル
社会福祉法人北海道共同募金会(札幌市)は15日、赤い羽根共同募金などで集めた寄付金のうち、1億8千万円が使途不明になっていると発表した。会計責任者の男性事務局長(58)が着服した疑いがあり、同会は自...
  • 「善意を裏切る行為」「一人管理などずさんすぎる」との批判が相次いだ。過去にも宮城県や青森県などで着服事例が報じられており、赤い羽根全体の管理体制に疑問が集中している。
  • 寄付金総額は年6億~7億円規模で、高齢者配食や手話普及などの福祉活動に充てられるはずだった。今年度の助成金3億4000万円のうち1億8000万円が不足し、福祉団体への影響も深刻である。

  • 批判の多くは「強制的な町内会募金をやめろ」「共産党絡みとの噂もある」との声で、募金離れを加速させる恐れがある。寄付者の信頼を失った組織が今後も活動を続ける資格があるのか、厳しく問われている。

この事件は赤い羽根共同募金の脆弱性を象徴する。善意の浄財を預かる公益団体として、徹底したガバナンス改革が急務だ。寄付者に寄り添う透明性の確保なくして、制度の存続は難しい。

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