蕎麦の名産地の信州でお好み焼きを食べた理由

内藤 忍

行きたがっていた母を弟の家族と一緒に上高地帝国ホテルに連れていきました。今年で90歳になり元気に歩いていけるうちにと計画しました。

新宿駅から松本駅まではJRのあずさです。そこから車で沢渡まで行って、さらにタクシーでホテルに向かうルートです。

お昼過ぎに到着するJR松本駅では名物の蕎麦を食べようと2週間前に地元の有名店のコース料理を5名で予約しておきました。

当日松本駅でのレンタカー貸出しの手続きに時間かかってしまい、気づけばお店の予約時間を14分過ぎていました。

念のため遅れることをお店に連絡しようと電話をかけたら何と「10分待ったけど来ないからキャンセルしました」と店主らしき人の素っ気ない返事が返ってきました。

店主は12時に予約したのだから12時に来ないのが悪いという主張です。

時間に遅れるのがこちら側にそもそも落ち度があるのは良くわかります。しかし予約の際にはこちらの電話番号を聞かれて伝えてあります。時間通りに来なければ店から確認の連絡が来ると思っていました。これは客としての甘えでしょうか?

連絡もなく一方的にキャンセルするのは飲食店としては不親切でセンスが無いと思いましたが、お店の言い分は正論です。

松本のような全国から観光客が集まるエリアの、名物の蕎麦コースを出すようなお店にとって日曜日は稼ぎ時です。

客が遅れて来ればその分お店にいる時間も長くなり、2回転目の客を逃してしまうかもしれません。

この手のお店にはこれまでいわゆるノーショー(無断キャンセル)の経験が何度もあったに違いありません。

そう考えればお互い一見同士ですからこのような展開も仕方ないと思うことにしました。

10分、15分程度の遅れならお店にわざわざ電話するのも迷惑だろうと気を回すことは、お店をむしろ不安にさせるだけです。

日曜日のせいかそのお店以外の蕎麦店もどこも行列で蕎麦は諦めました。なぜか代わりに広島風お好み焼きの店に入りました(写真)。こちらもなかなかの味に満足しました。

翌日の帰り道に再び松本駅にきましたが、平日のせいもあり蕎麦店はどこも簡単に入ることができました。

前日に連絡なくキャンセルされたお店は避けて別の蕎麦店で食べました。平日のせいもあってかこちらのお店は電話すると名前も言わないのに席を押さえてくれていました。

観光地のお店の休日のグループ予約は遅刻厳禁です。もし時間に一分でも遅れそうなら躊躇なくお店に連絡することです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年6月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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