李在明大統領がSNSで韓国代表監督・協会を痛烈批判:警察は「不当人事」で捜査へ

2026年FIFAワールドカップ北中米大会で韓国代表が1次リーグで敗退したことを受け、李在明大統領は28日、自身のXに監督や韓国サッカー協会を強く非難する投稿を行った。この投稿は韓国国内外のメディアやSNSで大きな波紋を広げ、洪明甫監督の辞任や国民の怒りの声とも連動して注目を集めている。

さらに、サッカー韓国代表監督に洪明甫氏を選んだ過程で、鄭夢奎・大韓サッカー協会長らが不当に関与した疑いが浮上している。この問題について、警察は「必要な捜査を積極的に進める」としているという。

  • 韓国代表はグループAでチェコに1勝したもののメキシコと南アフリカに連敗し、3位で終了。3位チーム上位8位以内に入れずベスト32進出を逃し、大会史上最悪の34位という成績に終わった。初戦勝利後の期待が一転し、国内では強い失望と批判が広がった。

  • 李大統領は28日の投稿で「私も元名誉プロサッカークラブ団長であり、心情的には赤い悪魔の一人として、予想外の結果に当惑を通り越してあきれている」と心情を吐露。
  • 「結局、人事が万事であることがあらためて証明された。能力よりも身内を重視し、無能な人物を指揮官に選べば、結果は火を見るよりも明らかだ」と協会の人事・運営を直接批判した。
  • さらに「組織と人事の失敗によるもの」と分析し、文化体育観光省に対し「今回の事態の正確な状況、原因分析、再発防止と改善のための対策」を指示。
  • 「とんでもないことになって国民を深く失望させたことを非常に申し訳なく思う。再びこのようなことが起こらないよう、スポーツ行政改革を迅速に推進する」と述べ、国民への謝罪も明記した。
  • 洪明甫監督は29日、敗退の責任を取って辞任を表明した。メキシコ現地の記者会見で「監督という立場は結果の前に説明が優先されない。すべての責任は監督である私にある」と謝罪したが、質問には一切答えず、短い声明を読み上げて退席した。

  • 韓国では監督や協会への怒りが爆発し、一部店舗が洪監督の出入りを禁止する看板を掲げたり、過激な投稿も確認された。
  • 一方で「国家元首が公に監督を無能と名指しするのは適切でない」と大統領の対応を疑問視する声も出ている。与野党は協会の責任を追及する動きを強め、国会での調査を予告している。

各社報道では、李大統領の異例の直接批判が「組織・人事の失敗」を指摘する内容として大きく取り上げられた。韓国メディアは協会の不透明な人事や構造的問題を浮き彫りにし、国際メディアも「大統領が監督を痛烈に批判」と報じている。税金が投入された国家代表の成績不振に対する国民の不満が背景にあると分析されている。

この出来事は韓国サッカー界の根深い運営・人事問題を改めて露呈し、体育行政改革の具体的な動きが今後どう進むかが注目される。

テレビ報道で代表監督にモザイクが書けられる異常事態に KBSより

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