タイで続々と摘発される中国人犯罪、日本もご用心!

タイ人名義で大量の高級住宅を違法購入

違法購入スキーム:
主犯とされる中国人男性(Hao Deng)が、タイ人の親子(女性とその母親)を株主や取締役に仕立てて33のダミー会社を設立。同男性から資金提供を受け、バンコクのパタナガンおよびグルンテープ・クリタ地区にある高級住宅33棟を買い占めていた。

発覚のきっかけ:
入居していた中国人住人らの迷惑行為やマナーの悪さに対し、周辺のタイ人住民から警察へ多数の苦情が寄せられたことで捜査が開始された。

目的と手口:
タイ法で禁じられている「外国人の土地・戸建て所有」を回避するための偽装会社設立。購入された住宅は中国人向け代理店へ転売されるか、中国人観光客・滞在者に賃貸されていた。

警察の対応と捜査状況:
警察は警察署・特殊部隊による家宅捜索を実施し、住宅を押収するとともにパスポート15冊、会社関連書類、会社印などを押収した。名義貸しに関与したタイ人親子も立件・刑事告発の対象となっており、現在、主犯の中国人男性の行方を追っている。

バンコクポスト

実はバンコクだけでなく、タイ全体で中国人が法律で禁止されている土地付きの不動産を、表面上タイ人名義で違法購入するというケースが頻発し、深刻な社会問題になっている。

ちなみに、ここでいうパタナガンやグルンテープ・クリタのエリアは筆者もよく車で通るが、タイではムーバーン(小さな集落)と呼ばれる、外部の者が外から入ってこられないように、周囲を高い城壁で囲んだ高級住宅が建ち並んでいる。

その中に中国人が住み始めたところ、周辺のタイ人住民からうるさい、ルールを守らないなどの迷惑行為で警察に苦情が出た結果、違法購入が発覚したというわけで、何やら大阪の民泊地帯に似ているのかもしれない。

もっとも、日本には厳格な不動産購入規制の法律がないので、中国人達は堂々と住宅地だけでなく山や島までも買っているが、タイのように外国人の土地購入を厳しく禁止する法律があっても、無法者の彼らの前ではほとんど効果なしなのである。

「父親買います」:こうやってタイ国籍を盗む

さらに、最近は生まれたばかりの中国人の赤ちゃんに正式なタイ国籍を取らせるという、新たな手口の犯罪が多数摘発されるようになっていて、彼らはまったくそら恐ろしい連中だと呆れてしまうのである。

タイ警察は、中国人が子どもに不正にタイ国籍を取得させる組織的な犯罪を摘発し、タイ人男性17人、中国人女性16人、さらに病院職員と区役所職員の計35人を起訴した。

不正の手口:
この組織は次のような方法でタイ国籍を取得させていた。

  1. 中国人女性がタイで出産。
  2. タイ人男性を雇い、女性と偽装結婚をさせ、「父親」として出生届に署名させる。
  3. その際、バンコクの私立病院職員が仲介役となり、この父親となるタイ人男性を手配。
  4. 区役所職員が虚偽の出生登録を受理し、子どもを正式なタイ国民として登録。

報酬:
病院職員は1件あたり2万バーツ(10万円)を受け取り、「偽の父親」となったタイ人男性には2,000~15,000バーツ(1万円~75,000円)が支払われていた。

捜査結果:
今回、62件の不正な出生登録が確認され、19件の出生証明書が違法に発行されていたことが判明。

さらに、その後の調査で他の病院が絡む同様の国籍不法入手が次々と発覚し、タイ内務省は、これらの不正手続きで取得した子供たちのタイ国籍取り消しを進めている。

Thaiger

そして、法的にタイ人となった中国人の子供たちは、やがて次のような犯罪に利用される。

  • タイ国内での不動産取得や会社設立
  • マネーロンダリングや数々の組織犯罪

これに対し、タイ当局は、これはもう単なる偽装認知や戸籍不正ではなく、国家安全保障に関わる重大事件として位置付け、捜査と取り締まりを強化している。

中国製なのに大量の”メイドインタイランド”

タイ当局、中国産品の偽造「タイ製(Made in Thailand)」ラベル商品を1億バーツ以上押収

タイ財務省関税局および外商貿易局は、レムチャバン港において、中国から輸入された製品に偽って「Made in Thailand(タイ製)」のラベルを貼り付けた違法商品(総額1億バーツ、約4億8,000万円)を摘発・押収した。

目的と背景:
中国からの輸入製品に虚偽の原産国表示を行う行為を抑止し、タイの輸出信用と国際貿易体制の健全性を保護するために実施された。

今後の対応と実績:
タイ当局は罰則の強化、違反業者に対する貿易優遇措置の停止、他機関との連携強化を進める方針。なお、同港では過去10か月間(2025年10月〜2026年7月)に原産国偽装や偽造品、麻薬密輸など177件の大規模案件が摘発され、損失額は総額13億7,780万バーツ(66億円)以上にのぼる。

Thaiger

結局のところ、タイは中国人に原産国を偽造した商品の米国への迂回輸出で利用されているのであるが、こんなことをされてもタイのアヌティン首相は、先日上海で行われた国際会議で習近平主席と面談し、”中国とタイは家族”、といってひたすら親中ぶりをアピールしたのである。

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