東京でもなかなか手に入らない佐賀の名酒「鍋島」。その富久千代酒造が手掛けるオーベルジュに出かけてきました。結論から言えば控えめに言って最高すぎました。

アクセスは福岡の博多駅からJRの特急で約1時間。最寄駅の肥前鹿島からはタクシーで2,000円ほどです。
到着してまずテンションが上がったのが酒蔵ツアーです。なんと飯盛社長自らが酒蔵を案内するプライベートツアー。酒造りに対する並々ならぬ情熱とこだわりを直接伺うことができました。
歴史ある蔵の内部を見せてもらいながら受けるレクチャーはまさにプレミアムな体験そのものです。見学後には試飲までさせてもらい、贅沢な時間を堪能しました。
客室は歴史ある古民家を贅沢にリノベーションした造りで、オーディオルームまであります。部屋風呂が露天風呂を入れて3つもあって、お部屋もお風呂も使いきれないほどの圧倒的な広さです。
伊豆石で作られた大きな露天風呂は24時間いつでも好きなタイミングで利用できます。心地よい風を感じながら早朝に湯に浸かる時間は最高としか言いようがありません。
そしてディナーは東京の名店「神楽坂 石かわ」出身の料理人が手掛ける極上の和食です。同じ建物内のカウンター席でこの日は3人だけ。プライベートダイニングのような感覚でした。
一品一品が丁寧で洗練されており、それに合わせて厳選された「鍋島」とのペアリングはまさに至福。全部で11種類の「鍋島」を堪能しました。
また宿泊者限定の特典として飲んで気に入った「鍋島」の稀少な銘柄をその場で注文可能です。お酒好きにとってはたまらない特権と言えます。
布団もタオルもフカフカでリッツ・カールトンもビックリのハイレベルな設えでした。
朝食も一切の抜かりがありません。出汁の効いた温かい湯豆腐に、艶やかに炊き上げられた極上の白ご飯。
湯豆腐のスープをご飯にかけて食べる鯛のほぐし身を使ったお茶漬けがまた絶品です。シンプルでありながら味わい深く、ご飯の美味しさもあってついおかわりを繰り返してしまいました。
今回は1日だけの滞在でしたが名残惜しく帰りたくなくなるくらいのとても心地よい時間でした。
部屋数は4つしかなく、この日は1組だけ。どう考えても採算度外視で「鍋島」ブランドのために運営しているとしか思えない究極の宿でした。
日本酒好きな人ならぜひ一度は足を運んでみることをお勧めします。私もまた違う季節に来てみたいと思いました。
このようなわざわざ足を運んで特色あるお酒や食事をゆっくりと楽しむ「デスティネーション・ツーリズム」はこれから益々増えていくと思います。
日本各地にはまだまだ日本人でさえ知らない素晴らしい観光資源がたくさん眠っていることを今回も思い知らされました。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年8月日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。







コメント