米系航空会社の機内食はなぜ「がっかり」なのか?

内藤 忍

ロサンゼルスに出かけることになり、久しぶりに米系の航空会社に搭乗しました。ビジネスクラスは満席でしたが、いつもの日系エアラインとは異なり私以外はほとんどが外国人。機内から海外旅行気分が味わえました。

こちらの航空会社では出発前に機内食を選択することができます。若干の不安はあったのですが、日本発の便ということで和食をチョイスしてみました。

米系ということでそもそも食事にはあまり期待はしていなかったのですが、運ばれてきたお料理は想像を超えて「がっかり」でした。

前菜の盛り合わせは、鮪のお刺身は鮮度よく美味しかったですが、それ以外はどこの国かわからない不思議な味のお料理が続きました。

続いて出てきた炊き込みご飯はおじやのようにベチャベチャ。メインのお魚もパサパサで甘い醤油の味が濃すぎて残してしまいました(写真)。

デザート代わりにチーズをもらって赤ワインと口直ししましたが、何とも物足りない機内での食事となりました。

米系とはいえ食事を作っているのは日本国内です。日系航空会社と何が違うのでしょうか?

考えられる理由の1つは、提供する顧客がアメリカ人を始めとする外国人が中心になるため「アメリカ~ン」な味付けになって日本人好みとズレていることです。

全体的に照り焼きソースのような甘しょっぱい味付けを感じました。また出汁の味わいがあまりなく旨味が少ないのも大味に感じて物足りない理由です。

また、べちゃべちゃなご飯やパサパサのお魚など、機内での加熱の方法にも問題があるように感じました。日本人がこだわる粒がしっかりしたお米のおいしさやふっくらとした身の魚といったテイストにはあまりこだわりが無さそうです。

食材が貧弱と言うわけではなく、ちょっとした調理の方法の違いによって私には残念なものになってしまいました。

もちろん食の好みと言うのは極めて個人差が大きいものです。もしかしたら、同じ機内にいた私以外のほとんどの乗客は不満を持つことなく機内食を楽しんでいたのかもしれません。ただ、私の舌には合いませんでした。

今回の教訓は日本発のフライトであっても米系キャリアでは機内食に和食を選んではいけないということです。これが洋食を選択していたら違った結果になっていたのかもしれません。

次回渡米する機会があれば米系キャリアであれば和食を注文しない。あるいは日系キャリアを選ぶか、搭乗前に羽田のラウンジで美味しいものをしっかり食べて機内では軽食で済ませるようにしようと思います。

skynesher/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年9月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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