海外旅行は今やコスパもタイパも悪すぎる

内藤 忍

ロサンゼルスに4泊の予定で出かけてみて海外旅行のコスパとタイパの悪さについて再認識しました。

羽田からのフライトは10時間近い長旅となりますので、体力的な負担や年齢も考慮しビジネスクラスです。米系の航空会社で安い方でしたがそれでも約80万円です。以前のブログに書いたようにその機内サービスは「がっかり」するものでした。こうなるとビジネスクラスでさえ「苦行」です。

そんな往復の移動だけで24時間以上かかり、移動の拘束時間が長すぎてタイパも決して良くありません。

現地で滞在するホテルに関してはマリオットの奴隷なので全てポイントを活用することができ無料となりました。

朝食付のプランもありましたが前回利用した際のホテルのビュッフェのクオリティが素晴らしすぎたので、あえて近くのお店で毎日食べました。

タコスとコーヒーで10ドル、卵サンドとコーヒーで17ドルでした。日本の値段の2倍から3倍といったところです。安くはありませんがアメリカの現地の味を楽しめました。

現地の買い物で最も驚いたのがホテルの売店で購入したカップヌードル(辛ラーメン)です。夜遅く帰ってきてお店がどこも空いておらず仕方なく購入したのですが、何と14ドルでした。カップヌードルが日本円で2,000円以上ですから日本の10倍近い価格です。

部屋で自分でお湯を沸かして食べました(写真)。

上記以外に現地のレストランでの食事などを入れると今回のトータルの旅行費用は100万円を超えました。

もしそれだけの予算を用意できるのであれば、国内の1泊20万円の最高級オーベルジュに4泊したほうが良いのではないかと思いました。

コスパもタイパも圧倒的に国内旅行が快適で、満足度も高いと思います。時間的にも精神的にも、そして何より得られる体験の質という点においても、満足度は圧倒的に高くなるのではないかと痛感しました。

移動の疲労や食事のクオリティ、さらに治安や衛生状態への気遣いなどを総合的に勘案すると、海外旅行が持つ経済合理性はかなり低下していると言わざるを得ません。

今回はどうしても現地で参加したい特別なイベントがあり、目的が達成できて十分満足。後悔はありません。

しかし若者に限らず最近の日本人が海外旅行に対して及び腰になり、国内旅行へと回帰している理由が、心の底から実感できました。

Dragon Claws/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年9月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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