倉木華さん死後に出演AVが発売:家族の気持ちは複雑

25歳という若さで亡くなったセクシー女優、倉木華さん。所属事務所が9月14日に訃報を公表してからわずか8日後の9月22日、倉木さんが出演した新作AVが予定通り発売されました。本人がこの世を去った後も、生前に撮影された作品は発売される予定です(S1 NO.1 STYLE)。

FANZA

「作品」として残り続ける特殊な仕事

映像作品は撮影から発売まで時間がかかります。出演契約、撮影、編集、審査、流通、宣伝などを考えれば、発売日はかなり前から決まっていたはずです。この作品は3月に撮影したものだそうです。

俳優や歌手が亡くなった後に映画やCDが発売されることは珍しくありません。それが「遺作」と呼ばれ、多くのファンに惜しまれながら世に出るケースもある。AVも契約に基づいて制作された映像作品という意味では同じです。

ただし、その内容はきわめてプライベートな領域を商品化する仕事です。本人が生きて活動している間なら、仕事の一環として受け止められますが、突然亡くなった直後に、新作として販売され、広告される状況を家族はどう受け止めるのでしょうか。

死後も残る「作品」のむずかしさ

事務所は訃報の公表に際し、今後について「ご家族のお気持ちにも十分配慮」し、「故人の尊厳とプライバシー、そしてご家族のお気持ちを最優先」にすると説明しています(ティーパワーズ)。死因は明らかにしていませんが、警察が捜査している形跡はないので自殺と思われます。

今回の出来事は、AVという仕事のもう一つのむずかしさを浮き彫りにしています。一度世に出た映像は、本人が亡くなっても残り続けます。販売サイトの商品をデジタル時代には完全に消すことはできず、家族には「削除してくれ」という権利もありません。

AV出演者の権利を考えるなら、生きている間だけではなく、本人が亡くなった後に作品をどう扱うのかという「死後の自己決定」についても、業界全体で議論する時期に来ているのではないでしょうか。

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