10月24日東京湾大華火祭で晴海フラッグは大混乱の予感

内藤 忍

10月24日に「東京湾大華火祭」が開催されることになり、打ち上げ場所のすぐ近くに位置する晴海フラッグ周辺では、かなりの混雑と混乱が予想されています。

そこで開催にあたって外部から大量の花火見学者が押し寄せるのを防ぐために厳重な交通規制が敷かれます。

サイトの地図を見ると、晴海フラッグの周りの海沿いのエリアには観覧席が設けられて、一部は有料で事前に席を確保するシステムになっています。観覧席と居住エリアの間はフェンスで仕切られるようです。

住民に配布された資料にも似たようなことが書いてあります。晴海フラッグの居住者エリアは全てフェンスで囲われて居住者専用入口以外では入退場できなくなります。

しかも、事前に居住者のポストに投函された写真のような「車両通行証」や「歩行者通行証」なるものを携帯し入口で提示しなければ中に入れなくなります。

この通行証システムがうまく機能するのかは極めて疑問です。

例えば引越し直後などで通行証を持っていない住民がいた場合、現地でどのように対応するのでしょうか。あるいはポストの確認不足などで通行証が配布されたこと自体に気づいていない住民もいるはずです。

歩行者通行証には通し番号が振られていますが、偽造防止機能が付いている訳ではありませんから簡単に複製できそうな仕様です。

そもそも、混雑する現場で規制によって「住民」と「住民以外」を正確に区分けすること自体、現実的には不可能です。

大量の入場希望者が殺到して通行証の有無をめぐって現場でのチェックが滞れば、入場者とスタッフとの間でトラブルが頻発することは避けられないのではないでしょうか。

わずか数時間の花火大会のために、1ヵ月近く前からこれだけ大騒ぎをするのも何だか滑稽に見えてきますが、大きなトラブルなく1日が終わって欲しいものです。

もし花火大会で晴海フラッグでトラブルが発生とでもなれば、ここぞとばかりにまたマスコミやSNSの厄介な人たちの餌食になってしまいます。

年に1度の花火見学のチャンスですが、実は私はこの日は東京にいるかどうかまだ決めていません。もしいたとしても、通行証を使って出入りしたりせず、家でおとなしくしてベランダからのんびりと花火を楽しもうと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年10月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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