パリオペラ座バレエ「ラ・ダム・オ・カメリア」一回目 アマンディヌ&ユゴ

パリ国立オペラ座バレエ、ジョン・ノイマイヤー「ラ・ダム・オ・カメリア ( 椿姫 )」。

1番好きな振付師の、1番好きなバレエ作品♪ 2018年末以来、久しぶりの上演。2年前にウィーン国立バレエで観た時、オーケストラとピアニストがパリと全然違って(よすぎて)びっくりしたっけ(笑)。

※ 2024年5月ウィーン国立オペラ座の「椿姫」はこちらです。

アマンディーヌ・アルビッソン&ユゴ・マルシャン。

アマンディーヌ、ブラヴァ!前回彼女を観たバレエ親友が、”すごくよかった”と言っていたので、楽しみにしていた。期待通り。マルグリットの役に雰囲気がぴったりで、表情が終始抜群で、見事な感情表現。

ユゴのアルマンもなかなか。ロールデビューね。立ち姿きれいだし技術あるし、なにより、この役で最重要なポルテも上手にできるのがいい。手紙シーンの絶望、舞踏会シーンの怒り、表情いいね。登場シーンと日記読むシーンの表情が今ひとつなのが惜しいけれど、十分満足。

エルヴェやマチューは、登場シーンから泣けたっけなぁ。懐かしい。

セウンのマノン、んー、普通。役柄かな…。この間、ジュリエット絶品だったのに。パートナーも悪い。

デグリューのジェレミー=ルー、つい先日、「ロメオとジュリエット」のティバルトはとても良かったのに、デ=グリューはぐたぐた。ポルテがぐらぐらでセウンの美しさが引き立たない。この配役、マチアスが予定されていて、今度こそは!とバレエファンは歓喜してたのに、やっぱり降板、深くため息。

代わりに、ロクサーヌのプルーダンスとガストンのアントニオがとてもいい。

特にロクサーヌ、チャキチャキしていい意味でも悪い意味でもあでやか。「マイヤーリンク」のミッツィーや「マノン」の愛人もよかったし、ザ・娼婦!な役やらせたら抜群。

大好きダンサーだったヤンのムッシュ・デュヴァル、楽しみにしてたけど、前回同様普通。ヤンには役が重厚すぎるかな。でも、舞台で動くヤンを見られるだけで嬉しすぎる。美しく楽しく存在感あるダンサーだったね。

それにしても、作品自体の素晴らしさときたら、、。何十回と観てるけど、その度に作品の完成度に感嘆する。ストーリーや振り付けだけでなく、音楽のセンスや舞台セットや演出まで、本当にすごい。傑作!ノイマイヤーは天才!

始まる前から舞台を見せてくれる
マルグリート死後のオークション会場
これらの家具が全て、これから始まる舞台で使われるものなので、しっかり見ておくと後で楽しい

中央ソファーの上には、マルグリートの肖像画
ダンサーごとにもちろん変わる
遠くと分かりづらいけど、アマンディヌの肖像画

前回公演、レオノールの肖像画

ローラ

前々回公演、レティシア
顔や体の向きが違うね

そばに、2013年にこの作品で引退したアニエス・ルテスチュが座ってる。彼女とエルヴェの「ラ・ダム・オ・カメリア」は、一生忘れない。今回、このカップル、アニエスが多分コーチだったはず。よいコーチング、ありがとうございます。

おまけ。アニエスのアデュー公演&アデューレセプション時の写真。懐かし〜。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2026年5月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。

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