藤川監督よ、「短期決戦」に強くなれ:阪神CS惨敗への苦言

阪神屈辱のCS惨敗

プロ野球セ・リーグのペナントレースに優勝した阪神タイガースはCS(クライマックス・シリーズ)で横浜ベイスターズに4連敗し、日本選手権シリーズへの進出を逃した。

横浜はセ・リーグ3位であり、阪神とのゲーム差が7.5ゲームも離れていた。その横浜に阪神は4連敗したのである。誠に不甲斐なく不名誉な結果であり、藤川球児監督の責任は重い。

「短期決戦」に極めて弱い藤川球児監督

「4連敗」の原因は阪神・藤川球児監督が「短期決戦」に極めて弱いことに尽きる。昨年の日本シリーズでも藤川監督はソフトバンクに1勝4敗で負けている。「短期決戦」では短期決戦特有の戦略・戦術がある。

第一は、「短期決戦」に備え、主力選手の体力を温存し、体調を最高の状態に維持することが不可欠である。そのためにはセ・リーグ優勝を決めた後の残り4試合(いわゆる消化試合)では、佐藤・森下・大山・近本の主力選手を休養させ、体力を温存し、満を持して最高の状態でCSに臨むべきであった。

ところが、藤川監督は優勝決定後も残り4試合に上記主力選手を出場させ、休養させなかった。ペナントレース終盤には、阪神は巨人とのし烈な優勝争いを余儀なくされ、主力選手は疲れ切っていたに違いない。そのため、CSに備え、主力選手の休養とリフレッシュは不可欠だった。

しかし、藤川監督はこれを無視したため、CSでは佐藤が体調不良で1試合を欠場し、森下も途中欠場した。近本はCS4試合ヒットゼロの大不振であった。主力選手の疲労がCS3試合無得点という最悪の結果をもたらしたのであり、監督の責任は重い。

第二は、藤川監督には「短期決戦」で特に重要とされる積極果敢な采配がなかった。その結果が3試合連続無得点であった。藤川監督には「短期決戦」であるCSでも長丁場のペナントレースと同じ戦い方しかできないのである。「短期決戦」に極めて弱い監督と言わざるを得ない。したがって、仮に今回ソフトバンクと日本シリーズで戦ったとしても、優勝・日本一は到底不可能というほかない。

長年、阪神タイガースを応援する者としては、今回のCS惨敗を教訓として、藤川球児監督には、長丁場のペナントレースのみならず、CSや日本選手権シリーズなど「短期決戦」にも是非強い監督になってもらいたい。このことを切望する次第である。

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