ベルリン音楽旅、3日目。

暑いくらいの快晴☀️
お昼は、お友達が焼いてくれたソーセージ&白アスパラガスにザワークラウト&赤キャベツりんご蒸し。おやつはイチゴ。ドイツ万歳!


ドイツのアスパラガス、甘くてジューシーで最高
夜は、「ベルリン・ドイツ・オペラ」。去年秋、このオペラの名門に初めて来て、「カルメン」がなかなか良かったので、今回はがっつりワーグナー♪
ワーグナーはやっぱり、 ドイツ圏のオーケストラで聴きたい♪

今夜はブンデスリーグの決勝戦らしく、オペラに向かうユーバーン、応援団あちこちに
ベルリンドイツオペラに行く路線にスタジアムがあるみたいね
帰り、朝の山手線なみのぎゅうぎゅうで、9割がバイエルンのユニフォーム着てた

ダッチェ・オーパー駅の壁、オペラ作曲家の名前がデザインされてる


今回のベルリン滞在の目的は、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団と、ベルリンドイツオペラでの、リングチクルス初体験!滞在スケジュールの関係で、「ラインの黄金」からスタートできず、「ジークフリート」から見始める。
リヒャルト・ワーグナー「ニーベルングの指輪 ジークフリート」。
演出がシュテファン・ヘアハイムで嬉しい〜。10年くらい前に、パリオペラ座の「マイスタージンガー」の演出がとても好みだった。指揮は、音楽監督サー・ドナルド・ラニクルズ。初聴かな?


タイトルロールは、クレイ・ヒレー(ヒレイ?)、去年秋ウィーンで彼のタンホイザーを聴いている。ちょっとガサツだけど声量はたっぷりあったっけ。
今夜も同じ感じ。声量すごい。ジークフリートは多分、古今東西オペラの中で1番体力必要なテノール役。一幕から、この声量で4時間持つかしら?とこちらが心配になる飛ばしっぷり。タンホイザーの時、ロマンティックが足りないと思ったガサツ感は、ジークフリートなら気にならない。
今、ジークフリートを歌えるヘルデンテノールが、世界で何人いるのか?シャーガーとフォークト、他は誰だろう?

一幕カーテンコール

今夜の大ヒットは、ミーメ。台湾人テノール、ヤ=チュン・フアン(って読むのかしら?)。ミーメは、この作品の1番人気役。歌唱力だけでなく演技力も重要なキーマン。フアン、全てにおいて完璧なミーメ。一幕も二幕も1番の拍手喝采。
二幕後のアントラクト、テラスでくつろいでたら、出演終わって出てくるところに遭遇。”ミーメですよね?最高でした!”とご挨拶。”ありがとー、三幕も楽しんでね”と、サンパなテノール。あとで見ると、バイロイトでもミーメ歌ってる。当たり役なのね。

二幕カーテンコール
ジークフリートもいいけど、ミーメ極上!

天使が出てくる”ジークフリート”(笑)
天使は、ジークムントとジークリンデのイメージかなー、と感じる

広々テラスで長いアントラクトを過ごす


ブリュンヒルデはまあまあ。美しいのがいいね。三幕ラストしか登場しないのでまだピンとこないけど、他の作品を楽しみに。小鳥、ボーイソプラノが担って、ファンタジー感増大。

オーケストラ、文句なし。オペラ名門カンパニー、前回も思ったけど、ほんっとオペラに長けているというか、なめらかに美しく、力みのない余裕の演奏。
ワーグナー、特にリングは、オーケストラも歌手の一部だと思う。歌手と同じレベル、いやそれ以上に、ストーリーを語り感情を爆発させる。歌手わずか8人&合唱なしで正味4時間を飽きさせずに構成できてるのは、音楽が伴奏にとどまらず作品の主役感出してるからだよね。
楽しみにしていたヘアハイムの演出は、一幕二幕はファンタジーで楽しい。舞台を幅も高さも友好的に使って、ディズニーランドのアトラクション感覚なところも。照明や映像などの効果も素敵。光る指輪もシンプルで神秘的感もあって悪くないし(苦笑しちゃう指輪、多いものね…)、舞台いっぱいに広がる大蛇も笑えるし、炎を超えて山に入るところも上手だし、舞台転換うまいしスケール感の広がりもいいし、ところどころに笑いも入れて、飽きない。
マイスタージンガーの演出もワーグナー登場させてたけど、今回も、ミーメがワーグナーっぽい。全体通して、ピアノと楽譜の使い方がうますぎる。
基本クラシックだけど、細かなところに小気味よさを散りばめていてファンタジー感もあって、こういう演出をパリでも見たい。
天使と一般民衆のモブを登場させるのは、蛇足。特にラスト、今のドイツワーグナー的演出だなぁ……という下品感も出るのが勿体無いな。
ワクワクドキドキ感(特に一、二幕)あふれるスペクタクル性高い上出来「ジークフリート」。1時間前後の長いアントラクト2度を含み、16時スタート22時45分終了。ワーグナーの世界を満喫♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2026年5月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。







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