シンプルな復興プラン

2011年04月28日 10:47

菅も官邸も復興会議も建築家も学者もメディアも何もわかっていない。

日本のヴィジョンを語ったり、100年の日本国家の計を作ったり、そんな馬鹿なことが復興フランになるはずがない。

この際、日本経済の構造改革を一気に進める? この際、という言葉は使うべきではない。それは今回の危機を他人事ととして捉え、この機会に自分の主張をねじ込もうとしていることを告白しているからだ。だから使ってもらったほうがジャンクメールならぬジャンク提案として判別は付きやすいが。

東京で議論している彼らにも私にも何もわからないのだ。


復興会議は仙台でやるべきだ。世界を飛び回っているスターがその合間に東京でかっこいいこと言って立ち去るのも無責任で百害あって一利無しだ。仙台でも石巻でも気仙沼でも岩手でも福島でも、地元育ちで地元で被災した建築家が、メンバーとなって自分の子孫のためのプランを描かせるべきである。

東京出身、在住のメンバーがいてもいいが、それなら、復興会議のメンバーになったらフルタイムで他の仕事は捨てて(私生活は捨てなくていい)、10年はそこに住むべきだ。そして語り、創り、育てるべきだ。プランも東北経済も彼ら自身も。

トップもトップを批判する自称インテリ、他称インテリも不思議な人たちだ。政治や官邸を批判するのももはや無駄であるのは明らかなのに、いまさら何を期待しているのか。

仮設住宅を1ヵ月半経っても作れない人々、組織が、どうして国のデザインを描けるとおもうのだろうか。税制改革をできるはずがない。何も新しいものは作れないし、元通りにすら出来ない。

だから、トップが騒ぐのを記者会見で聞くのも報道するもの、それを批判するのも、提言するのも、すべてばかばかしい。時間とエネルギーと良心の無駄だ。

ここにシンプルなプランを提案しよう。

これまでのすべての議論と組織を投げ捨てて、4県に5兆円ずつ配る。使途は自由。究極のバラマキだが、100年後に全部返済する義務は持たせる。この100年間は、震災に関する支援は一銭もやらないけど、干渉もしないから、好きなようにすべてやったらいいと許可する。

これが私の復興プランだ。復興の阻害要因となっている、組織、制度、人間、知識人、世論、感情を一気に取り払うプランだ。

これをもう少し、政府ではなく、新しい組織としてガバナンスをかけて、金融的あるいは経済的効率性のチェック、各プロジェクト、各地方自治体相互の整合性、全体の整合性を加えようとするための仕組みが、以前に提案した東日本復興開発銀行だ。

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