名刺交換で最初に見られるのは「会社の住所」 --- 内藤 忍

2014年05月01日 16:16

人間とは誤解しやすい動物です。

私は時々、Facebookに自分が食べに行ったレストランの食事の写真をアップすることがあります。それが、週に1回か2回だけであっても、「毎日美味しいものばかり食べているんですね」と言われます。また、月に1回全国のオーベルジュを取材する仕事をしていましたが、こちらも「毎週、旅行ばかりして羨ましい」と言われることが多いのです。


現実の私は、時間が無い時は、立ち食いそばやファストフードを食べることもありますし、旅行も想像されるほど頻繁には出かけていません。

断片的な情報から、勝手に私のライフスタイルのイメージを膨らませてしまう人が本当に多いのだと思いました。

これと同じようなことは、ビジネスシーンでも頻繁に起こっていると思います。例えば、初対面の人と名刺交換する時も、限られた情報からその人がどんな仕事をしていて、どんあ人柄なのかを探ろうとします。その時に、一番チェックされているのが、会社の所在地なのです。

例えば、アパレルの会社であれば、表参道や青山にオフィスがある方が、上野や五反田にオフィスがあるより良いイメージに見えます。金融系なら、郊外にオフィスがあるより、千代田、中央、港のいわゆる都心3区にオフィスがある方が信用されると思います。

7月に実施する「内藤忍と行く!2泊5日バングラデシュ海外不動産視察ツアー」で、現地のコーディネートをお願いしている、クリエイティブ社のオフィス。現在は大手町にありますが、その前は足立区にありました。どれだけ、しっかりした仕事をしたとしても、オフィスが海外不動産投資の相談窓口がある場所としてはフィットしません。

大手町という「会社の住所」によって、100の仕事をしたとしてもそれが120、150と言うように評価されるのだと思います。住所が信用を作っているのです。

資産デザイン研究所の住所は目黒区です。自分ではオフィスの場所として、自分のライフスタイルに合っているので気に入っているのですが、もし港区六本木や中央区銀座にあったらどうなるのだろうかと考えてみました。

目黒区の資産運用アドバイス会社と港区の資産運用会社。別にどちらでも良いという人もいるかもしれませんが、知らない人からしたら、後者には意外なバリューがあるのではないか。

会社の住所は結構バカにできないポイントだと思うようになりました。といっても、現状移転するつもりはありません(笑)。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年5月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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