「新経済サミット2014」の無料動画からみえてくるもの --- 山口 俊一

2014年05月06日 10:38

新経済連盟主催の「新経済サミット2014」が、4月9日・10日の2日間にわたって開催された。
 
新経済連盟は、楽天の三木谷会長が代表を務める、IT企業を中心とした経済団体。新経済サミットは、国内外のIT企業経営者、起業家や投資家をスピーカーとしたイベント。昨年からスタートし、今回第2回目となる。来賓として、安倍首相も挨拶に駆けつけている。


昨年、新経済サミット2013に参加したときの私のメモは、以下の通り。
 
・戦略・計画よりは、市場の変化に敏感に適用する柔軟性とスピード
・やってみてから、後で仮説を考える
・未来はすでに存在する。ただし、まだ世間に認知されていないだけ
・周囲から何と言われようと、自分を信じる。空気を読まないことが大事
・失敗を重ねることが重要。失敗のコストは、劇的に低下している
・起業家の役割は、世の中を「進めていく」こと
・1人のエンジニアが世界を変えられる時代
・日本にも、起業家をヒーローにする文化が必要
・とにかく強みを伸ばす
・アメリカの次にインターネットビジネスが発達している国は日本

 
今年は参加できなかったので、イベント報告でも出ていないかと、新経済連名のWEBサイトを覗いてビックリ。
 
なんと、今年の新経済サミットは、全ての講演やセッションが動画公開されているではないか。しかも無料のYouTube動画で。
 
だって、一般参加なら2日間で、75,600円の参加料なのに、何という太っ腹。
 
これは見ない手はない。
 
おススメの見方は、部屋を暗めにし、ネットにつながる大画面のテレビで音量を大きめにして見る方法。会場に参加しているような臨場感で見ることができる。
 
今回も、起業家たちが異口同音に言っているのは、
 
「今はモバイルやクラウドなど、IT分野において様々な技術革新や新サービスが生まれる勃興期にあるのだから、とにかく新しいことをやってみろ」
 
「多くの人が使っている androidやLINEだって、つい数年前には存在しなかったのだから」
 
というメッセージ。
 
もちろん、このイベントに参加したり、動画を見たからといって、すぐに起業しないといけないとか、会社を辞めないといけないということではない。
 
事実、現在の日本では、起業よりも、低賃金の非正規社員であっても会社組織に属することを望む人の方が、圧倒的に多い。
 
しかし、会社の中であっても、業務改善や新商品・新ビジネスの提案など、新しいことは始められる。
 
まずは、無料の動画を見てみよう。

少なくとも、「世界を変えよう」「誰もやったことがないことを始めよう」と考え、実際に行動を起こしている人たちが現代にも存在することが分かるだろう。
 
当日の参加者から「無料で流すなんて反則だ」といったクレームが出て、公開停止になってしまわないうちに。

山口 俊一
株式会社新経営サービス
人事戦略研究所 所長
人事コンサルタント 山口俊一の “視点”

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