“不沈空母宰相”の孫、あっさり撃沈

2016年05月02日 23:20

どうも新田です。自民党の衆議院群馬1区、候補者差し替えの件、まだネット上にニュースは出ていませんが、中曽根康隆さんがご自身のFacebookで明らかにしたところによると、本日午前中に自民党群馬県連の選考委員会が結論を出し、賛成多数で比例現職の尾身朝子さんを候補者にすることを決めたようです。

といっても、大勢については直滑降ダダ滑りネットアドバイザーこと山本一太センセのブログを見るまでもなく明らかになっておりまして、産経の地方版(1日朝)では、康隆さんを推す声は「なかった」としています。

自民の群馬1区公認候補に尾身氏有力

もう1人の公認推薦候補となっている中曽根康隆氏=中曽根弘文参院議員の長男=を推す声はなく、候補者選任を選考委に一任するという意見もあった。(略)康隆氏が公認推薦候補となり当選すれば、父の弘文氏と同時期に親子で県選出の国会議員となる可能性があり、関係者によると、親子での国会議員には県連内で反発が強いという。

記事に書いているような表面的なレベルですら、公正公平に審査されたのやらって部外者的には思いますよ、やれやれ。選考基準にあった「党に対する貢献度(党員獲得数等)を勘案」について、もともと現職の尾身さんを相手に無理ゲーを強いられていたわけですが、康隆さんもめげずに食らいつきました。

支援者も必死になって「康隆さんが候補者になったら党員になる」意思表示をした方々の署名を、わずか1週間で2680人分を集めたんですが、直滑降ダダすべり氏はこれについても早速ブログを更新し、「『康隆氏が公認されたら、これから党員が増える可能性があります』というのは公約(?)のようなものであって、貢献の実績ではない」などと、欣喜雀躍している胸の内が伝わってくるような、相変わらず嫌味たっぷりに突き放しております。

以前も書いたように群馬県内の政界模様は、まさに戦国時代さながらの群雄&世襲門閥が割拠しており、宰相を輩出した「中曽根藩」「福田藩」「小渕藩」から「佐田藩」「尾身藩」そして滑り気味な「山本藩」という具合で、あいからずの綱引きといいますか。親子で同時期に県選出されようが、最終的に決めるのは有権者のはずなんですが、今回、康隆さん推しで集会に駆けつけた1000人の方々を始めとする方々は、蚊帳の外になっているように見えるのが、なんだかなぁと思います。

康隆さんのFacebookに書き込まれた反応を見ていると、「無所属で出ても尾身さんに勝てるだろうけど、万一野党を利すようなことはあってはならない」的な保守の矜持を感じさせるようなものもあって、それはそれで好感が持てるんですが、「平成版・上州戦争」を仕掛けるなり、あるいはいっそのこと東京に鞍替えしてゼロから組織を作ったら作ったで、当選すると思いますけどね。

奇しくも不沈空母の異名を持つ大勲位・御祖父様は、昨日は改憲への意気込みを語ったわけですが。

中曽根元首相「改憲に期待」=超党派議連が推進大会

超党派の新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)は2日、東京都内の憲政記念館で「新しい憲法を制定する推進大会」を開いた。あいさつに立った中曽根氏は、「内閣は憲法改正への意欲を示し、実現のために取り組もうと挑戦しており、われわれは大いに評価、支持し、また期待する」と強調した。(時事通信ニュース5月2日

御年97。まだまだ意気軒昂で、さすが「不沈空母伝説」を残しただけあります。

康隆さんも今回は旧態依然とした「老害の壁」に沈められましたが、このまま諦めず、とことん戦っていただき、小泉進次郎さんのライバルとして早く国政の場で活躍していただければと思います。康隆さんを推していた人たちは割と若い世代が多い印象なので、敗北感あるような。でも、ここでめげては皆さんのここまでの努力は水泡に帰してしまうし、憎っくきダダ滑りの思う壺だと思いますよ。ではでは。

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新田 哲史
アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト
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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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