いきものがかりの「放牧宣言」を支持する

2017年01月06日 12:00

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いきものがかりが活動休止期間に入るという。「国民的グループ」と呼ばれるバンドの一つだけに、ヤフトピにも関連記事が載り続けた。私はこの決断を支持したいと思う。バンドが、アーティストが長く続くためには必要な選択だ。


ソロ活動の充実、リフレッシュ期間をつくるというのが理由らしい。本当のところはわからない。傑作『バンド臨終図鑑』を読むと良く分かるのだが・・・。一般論として、グループの活動休止の真相というのは、実は何らかのトラブルだったり、プライベートの事情だったり、「音楽性の不一致」だったりする。ただ、彼らに関しては、とことん本音なのではないかと捉えている。

活動休止からの復活も、上手くいくとは限らない。彼らに関してはそんなことはないと思うのだが・・・。やはり一般論として、復活後にシーンが変化していて失速したり、リフレッシュのはずが逆に人間関係がギクシャクしてしまうことも。・・・LUNA SEAなんかは、「終幕」の前に、一度、休止して再始動しているのだけど、河村隆一がソロで大ブレークして、彼とそのバックバンドみたいに見えちゃったよな。好きなグループなんだけど。

ただ、デビューから10年走り続けてきたわけで。会社員でも1度くらい転職していてもおかしくない時期である。今後のバンドというのは、メンバーチェンジや音楽性の変更などがありつつも、途中活動休止しつつも、続けたいように続けるのが正しいと思うわけで。

そして、これは、水野良樹をはじめとするメンバーの才能が解き放たれるということでもある。既に楽曲提供などもしているかと思うが。ソロ活動が日本の音楽シーンを活性化させることを信じている。

昨年の紅白で彼らが演奏したのはデビュー曲「SAKURA」だった。いきものがかりの存在を世に知らしめた曲なのだが、この日のこの曲は円熟味が増していたし、いつになく新鮮だった。

こういうふうに、休んだり、復活したり、やり方を変えたりというのって大事だと思うのだ。というわけで、お疲れ様でした。・・・放牧と言いつつ、忙しいんだろうなあ。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年1月6日の記事を転載させていただきました(アイキャッチ画像は公式サイトより)。転載を快諾いただいた常見氏に心より感謝申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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