自治体連携による保育園待機児童解消を実現

2017年04月20日 06:30

 今年3月中旬、世田谷区、練馬区、武蔵野市、三鷹市などの区界で運営されている杉並区の認可保育園で定員や、定期預かりで空きのある保育園が出ているという話を聞きました。杉並区は、待機児童解消に積極的に取り組んでいる自治体なので、保育園の特性上、新たに整備された保育園が多い地域では特に2歳以上の年齢の定員に空きがでるようになって、定期預かりでは0、1歳でも空きがあることも推察されました。確認しましたところ園側としては、特に区界近くの保育園では、空きができやすく世田谷、三鷹の保護者からの入園の問い合わせもある状況の中、ぜひ自治体を超えて有効利用していただきたいという強い思いを持っていらっしゃることがわかりました。

 困っている保護者のために、区を超えて募集をかけることはごく自然なことですし、保育園申請にあっては基本的に多くの自治体で区外保護者も申し込める制度となっており、まさに自治体間を超えた自治体間待機児童解消策となるわけですから、これができないわけがない!と、私も強く考えまして、去る3月22日に行われた厚生員会予算調査において確認をさせて頂きました。

お姐「保育園を運営する法人が杉並区に区を超えての募集について問い合わせたところ叶わなかった模様です。区市町村域を超えた園児募集などにおける現状の制度と、申請を予定する保護者への隣接区での空き情報などの情報提供のサポートにつきましてご説明ください。」
(お姐超訳:自治体が違うから受け付けないなんてヤボなこと言わず、空いてる保育資源はオール東京で活用して全体の待機児童解消に努めるべく東京都が懸け橋となってください!)

福祉保健局「保護者が、居住地と異なる区市町村に所在する保育所の利用を希望する場合、保護者は、居住する区市町村に申し込みを行い、保護者が居住する区市町村と、保育所が所在する区市町村との間で調整を行う。
施設が所在する区市町村は、他の区市町村に居住する住民の利用に関する優先度の取扱いに基づき、当該保護者の保育の必要度を踏まえつつ、地域における待機児童の発生状況や保育所の定員の状況などを勘案して、利用調整を行う。
なお、杉並区では、杉並区外に居住する方が杉並区内の保育所の利用を希望する場合、杉並区に転入予定がある方、もしくは杉並区に在勤・在学している方に限り、申し込みを受け付けている。
利用調整の結果、入所できなかった保護者に対しては、保護者が居住する区市町村が、他の保育サービス等の利用調整を行うことが基本とされている。
都は、保育所等の利用を希望する保護者にきめ細かく対応できるよう、情報提供や相談・助言などを行う保育コンシェルジュの増配置を支援。」
(お姐超訳:基本的には自治体を超えた申請はできるんですが…杉並区はまあそういう運用なんですね…。でも東京都は保育コンシェルジュを増設して対応策をやってます!)

*****
東京都としては、区市町村という基礎自治体の裁量権には、口を出せないものの、方向性としては空きがあれば自治体間連携を図って欲しいという思いが垣間見えました。
 その一環として、コンシェルジュ機能を拡充して案件ごとに対応して良い前例や、解決事例を積み重ねて、いつしかオール東京で区市を超えた待機児童対策をすすめていくのでありましょう!と、大きな期待をいたします。
 ちなみに、この杉並区の事例においては、お姐の質疑もさることながら、施設者の熱意ある働きかけ、区市を超えて保育園を探す逼迫した保護者の深刻な状況などを鑑みて、ことなきを得た模様です。あくまで例外的な取扱いということでありましょうが、今後、こうした園が都内全域で拡大されていくことに尽力してまいります。

【夢は正夢】
妄想に近い構想時点から関わって来ましたお姐事務所のある東小松川に「みのりのわかば保育園」(認可保育園!!)がこの4月に誕生しました。情熱はあるけれど土地がない!(笑)情熱溢れる、男性保育士の草分けと、我が子の保育に困り、ハタ!と認証保育所を立ち上げたママベンチャー起業家と、小学校や、公園を江戸川区に寄付し、高齢者施設も設立した、八代将軍政宗も立ち寄った東小松川の旧家かつ篤志家をお姐が扇子の要となり紡ぎ開所へ結びつけることができました。
マタハラを受け退社、保育園待機児童も経験。公立園でゼロ歳児保育を実施していない江戸川区にあり待機児童解消を求め江戸川ワークマムを設立、区議会議員となりそして都議会議員まで駆け続けて参りました。行政に求めるのみならずいつしか、ゼロ歳児保育の受け皿をと願って来ました。この春、ようやくその夢が叶い、退職を迫られ給湯室で泣いたあの日、保育課の前で呆然としたあの日を思い感無量です。
ご入園された皆様本当におめでとうございます。


▲無敵のワーキングマザーコンビ?!後藤美香理事長と。

保育問題一筋、22年!お腹にいた長男は社会人になりました。保育園待機児童問題を、議員になる前から今日まで最も取り組んできた女性地方議員としての自負を持っております。引き続き保育問題のオーソリティとして、知事選直前に小岩の保育園にっこりハウスご案内し、訪ねてくれた小池百合子東京都知事と強力タッグで取り組んでまいります!

▲知事選直前の昨年7月8日の視察風景


▲全国的な報道となり江戸川区から「小池劇場」「グリーン革命」の幕が上がりました。

☆お姐、駅頭で声をかけてくれるママ、投票権を持った子ども達のエールにこたえられるのはお前だ!☆

上田令子 プロフィール

東京都議会議員(江戸川区選出)、都議会会派「都民ファーストの会 東京都議団」、地域政党「都民ファーストの会」所属、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表
白百合女子大学を卒業後、ナショナルライフ保険(現ING生命)入社後、以降数社を経て、起業も。2007年統一地方選挙にて江戸川区議会議員初当選。2期目江戸川区議会史上最高記録、2011年統一地方選挙東京都の候補全員の中で最多得票の1万2千票のトップ当選。2013年東京都議会議員選挙初当選。2014年11月地域政党「自由を守る会」を設立し、代表に就任。2015年3月地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)を設立し、副代表に就任。2017年1月都議会会派「都民ファーストの会 東京都議団」を発足し、地域政党「都民ファーストの会」に所属。

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上田 令子
東京都議会議員(江戸川区選出)、地域政党「自由を守る会」代表、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表

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