不都合な真実2を見て:海洋環境は日本も目を背けられない不都合な真実

小林 史明

「不都合な真実2」より(編集部)© 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

「不都合な真実2」を見てきました。

環境問題だけでなく、政治の素晴らしさと葛藤を見ることができる映画ですので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。

私自身、前作の「不都合な真実」を見て以来、尊敬する政治家は?という問いに、アルゴア元米国副大統領と答えています。事実に基づき、全世界にメッセージを送り続け、人に価値観の変容、意識変化を起こしていく姿は、自分自身が目指す政治家像にとても近いと感じたからです。

なお映画本編では、私も支援に訪問しODA等を調整した、福山の友好都市であるフィリピンのタクロバン市の災害も取り上げられており、当時対応にあたったロマルデス市長や現地の様子も映されています。

2014年1月4日フィリピン タクロバン市訪問から感じた日本の国際支援のもったいない

私自身も5年間「海洋」の政策テーマに取り組んできました。当初は無理に決まっている。そんな事実はない。と政治家・官僚・民間それぞれ現状維持を望む人たちから非難を受けましたが、いま、大きな転換点にきています。同じ危機感を持った同志と一緒に粘り強く進めていきたいと思います。

2014年6月30日 地方の雇用と収入を確保し国土を守るために 水産政策の転換を提言しました

なお、上記2014年の提言でも触れた海洋資源の減少や東京オリンピックパラリンピックに向けて日本がとるべき対応についてはまだ遅れています。

以前から日本における水産資源や海洋環境に問題意識を持って活動されている井植美奈子さんのForbes JAPANの下記コラムが大変分かりやすいので、ぜひご覧ください。

【ケネディ前大使が語った「ゴミは中国、漁業は日本よ」の意味とは】

【東京五輪に向けて問われる「食料調達」の深刻な現実】


編集部より:この記事は、総務政務官、衆議院議員の小林史明氏(広島7区、自由民主党)のオフィシャルブログ 2017年11月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は小林ふみあきオフィシャルブログをご覧ください。