財務次官・セクハラ辞任:でも「ペンス・ルール」も、ねぇ?

2018年04月26日 11:30

財務省の福田淳一・事務次官のセクハラ問題がどんどん広がっています。

4月24日の閣議で辞任が認められました。
週刊誌ネタはそもそもウソかホントかわからないもので溢れていますし、証言者がいても匿名でウソのケースもあるのでできるだけ使わないようにしています。
私の『週刊現代』ネタがまさにそうで、真実を明らかにするには裁判で2〜3年かかったりします。

たった19行?全くの嘘捏造に反省の見えない週刊誌謝罪広告の実態!

翻って今回の問題は本人が否定しつつ辞任したということで政界にも大きな影響を与えています。
その否定も
「全部を聞いてもらえればわかる」
ということですから、
「胸を触りたい」
「キスをしたい」

などと言ったのは本当と認めてるようなものでしょう。
そしてこれに対応した財務省の姿勢=被害者は名乗り出て、というのが良いのか?というのも議論になりました。

さらに下村博文・元文部科学大臣が
「テレビ局の人が週刊誌に売ること自体、はめられていますよね。ある意味で犯罪だと思う」
と発言したり、自民党の長尾敬・衆議院議員が「#Metoo」というハッシュタグのプラカードを掲げた野党女性議員に
「私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します!」
とブログに書いていずれも謝罪するなど、火の粉がどんどん広がってしまっています。

今やセクハラは男女間だけでなく男同士・女同士でもあり得ますから仕事上で性的に相手を不快にさせないようにしっかり気をつけるしかありません。

アメリカのペンス副大統領には”ペンス・ルール”というものがあるそうで、女性と2人きりでは食事をしないそうです。
私も国会議員や横浜市長時代、今もそうですが時に女性と食事をするケースがあります。
複数であればは安心ですけれども2人きりというケースでは、例えば女性秘書との場合は堂々とした場所・オープンな場所にしました。
一方、女性記者との時は個室にしたものです。
いずれにしても場所や時間のシチュエーション、さらに会話の中身や態度に気をつけていました。

ペンス副大統領は過去のインタビューでは
「女性との関係が噂にならないように夜まで一緒に働くスタッフは男性に限っていた」
とも語っています。
しかしこれもなかなか難しいところです。
今回のセクハラ問題で
「女性記者は男性と2人で会うな」
「記者はもう男性だけに絞った方がいい」

などと発言したら「逆差別」とかなり批判・バッシングされています。

ペンス氏のとおり
「女性はもう帰ってください」
としたら
「仕事をさせるなということか」
ともなりかねないわけで、ペンス・ルールっていうのもなんかちょっと変でしょう。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2018年4月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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中田 宏
元衆議院議員、前横浜市長

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