近くを走る誰かのクルマをスマホで呼べるスマート送迎アプリ「CREW(クルー)」を運営する(株)Azitの方々が、松山に来てくれました。
詳しくは、こちらのサイトやブランドムービーを見ていただきたいのですが、とてもわくわくしました。
(写真提供:(株)Azit)
現在の日本の法律では、有償旅客運送を行うためには、原則として、二種免許が必要ですが、CREW(クルー)は、ガソリン代などの実費+プラットフォーム手数料に加えて、0円以上の任意の謝礼を支払う仕組み。ドライバーは、二種免許を持たなくても、空いた時間に対応することができます。
通常のタクシーでは、お金を払うので、お客と従業員の関係になり、ともすればお客側も快適に運んで当然という気持ちになり、会話が弾まないこともありますが、CREW(クルー)は、任意の謝礼を支払う仕組みなので、感謝の気持ちが生まれやすく、会話が弾むことが多いそう。
言わば、ヒッチハイクのスマホ版ですが、スマホを活用するので、ライダー(乗る側)とドライバーのマッチングや経路の把握がとても容易になります。
アプリ上でライダーからドライバーを評価し、ドライバーからもライダーを評価するという相互評価の積み重ねで質を担保・向上させるのはUBERなどと同じ仕組みですが、(株)Azitでは、全てのドライバーに対面の教育を行っているのも面白いと思いました。
東京都心部だけでなく、長崎県の五島市や鹿児島県の与論島などでも実証実験を行っていますが、地方では既存のタクシー事業者などとよく話し合い、タクシーが運転しない時間に限りアプリを使えるようにするなど地元事業者を補完するようにしている点も、長く広く続きそうだと思いました。
僕も、またどこかで「CREW(クルー)」のサービスを使いたいです。
もう少し知りたい!
●超便利!本場のUBER(ウーバ―)(2018.05.07)
●おてつたび(2019.2.07)
<井上貴至 プロフィール>
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2019年3月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。