言論弾圧?厚労省はよく言った!メディアという権力に泣く依存症界

2020年03月09日 06:00

なんだか今、羽鳥慎一モーニングショーに対して、内閣官房と厚労省が反論をツイートしたことで、「言論弾圧だ!」という人もいれば「よく言った!」という人もいて、喧々諤々騒ぎになっていますが、私なんかもう完全に「よく言ってくれた!」と大喝采してる派ですね。

厚労省側の反論に番組は再反論(羽鳥慎一モーニングショー3/6放送より)

あの番組のいい加減さ、人権侵害ぶり、デマを平気で流す体質、そしてあの玉川さんとか言う解説者の薬物問題への無知と偏見に対して常々腹が立っていたので、「むしろ厚労省は遅すぎたくらいだ!是非、薬物事件についても言ってくれ!」くらいに思ってますね。

沢山の腹立たしいことはありましたが、一番許せなかったことは、以前アゴラさんに書いたこの件ですね。

「羽鳥慎一モーニングショー」こうして薬物のスティグマはつくられる!

記事から抜粋しますと、あの京アニの大惨事をこともあろうか、テレビ朝日報道局コメンテーターの玉川氏は、
「薬物ってことは考えられないんですか?異常な興奮ですよね…」などと発言し、そのうえゲストコメンテーターの東洋大学の社会学部教授である桐生正幸氏が「もし仮に薬物の影響があるということであれば、むしろそちらの方が説明がしやすいので…」などと、コメントしたんですね。

言っときますが、世の中の残忍な事件は沢山ありますが、その殆どは薬物は関係ないし、薬物が絡んだ事件でも、薬物使用の何年、何十年も前から犯人には問題行動があるんですよね。そこになんら社会のセーフティネットが引っ掛かって来ないことこそが問題じゃないですか。

大体、薬物犯が異常興奮してあばれてたら、すぐ捕まるでしょうよ。
普段みんな普通の生活をしている人たちなんですよ。

確か、こればっかりは許せない!と強く思い、こうしてアゴラさんにも書かせて頂いたし、番組Twitterにも直接のリンクを送ったと思います。けれどももちろん番組はスル―し、我々の訴えなど一切耳を貸さず、薬物事件が起きるたびに相変わらず偏見を垂れ流しています。

また言論弾圧だ!と騒ぐのも自由ですけど、
じゃあ番組に誤解や偏見を垂れ流されている立場の人はどうしたらいいんでしょうか?

私は、もし番組に呼ばれたら、もちろん今までの番組の薬物報道に関する数々の誤解や偏見を論破できますよ。
でも、だからこそ絶対呼ばれないじゃないですか。

自分たちの間違いなど絶対に認めたくない訳ですからねテレビショーは。しかも我々の様な当事者、家族をいたぶってることが、世間にバレたら非常に具合が悪いわけで、巧妙に正義の仮面をかぶった弱い者いじめを繰り返している人たちですよ。

今、一部の人の間では、政権に立ち向かう正義のヒーローみたいな扱いになってますけど、私から見たら、げんなりのうんざりですね。言論弾圧されるほどあの番組は、弱弱しくも繊細でも、丁寧な仕事をしているわけでも、正確な情報を出そうと一生懸命にやっている真摯な番組でもないです。

それに政府が文句言ってきて、何か反論があるならまた言い返せばいいじゃないですか。
内閣官房が圧力かけて突然番組が打ち切られた!というなら、そりゃもう恐ろしい言論弾圧だ!と思いますけど、自分たちはデマだろうと間違いだろうと言いたい放題でですよ、自分たちより下々の我々みたいな庶民の叫びに関しては、無視して握りつぶし、踏みつぶしておきながら、自分たちと同等もしくはそれ以上に力がある人たちが何か言ったら、急に言論弾圧だ!ってなったら、結局「表現の自由」を錦の御旗にマスコミは最強の権力者になりますよね。下かも上からも何の声も届かないわけですから。

現に今のこれだけの過剰な自粛ムードを引き起こしたのも地上波テレビですよね。
こんな状態がいつまでつづくのか?そっちの方がよほど不安だし、派遣社員や、自営業者や、日雇い、パートといった一番弱いところに一番のしわ寄せがいってます。

正確な情報に基づかない、メディアのあおり報道ほど恐ろしいものはありません

表現の自由は、正確な情報や誤解や偏見をばらまかないもの、ましてや精神疾患に対していい加減な情報を垂れ流しておきながら許されるものではないはずです。

むしろ我々の声をじゃあ誰が届けてくれるの?誰が守ってくれるの?といったら、やっぱり厚労省しかないんじゃないの?と思ってます。

ですから今回のことで一石を投じてくれたと思うので、番組はこれを機に自分たちこそ権力を振りかざしており、真摯に正確な情報を流そうと努力していただろうか?と是非とも考えて頂きたいですね。

少なくとも薬物問題に関する依存症者とその家族に対する番組の態度は、恐ろしいほどの独裁者で、デマで人を葬ろうとしてます。

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田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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