星は何でも知っている?新型コロナと”星の運行”の関係

安田 佐和子

本日はかなりマニアックで、且つこのような状況下である意味呑気なお話です。

(カバー写真:Peter Merholz/Flickr)

私事ながら、8日で現職移籍から1年目を迎えました。
転職してまもなくの折、2020年が星の周期的に非常に重要な年になると聞いてはいましたが、まさかこのような事態を迎えるとは想定していませんでした・・。

何かと申しますと、今年はグレート・ミューテーションとグレート・コンジャンクションが重なる年にあたります。

〇グレート・コンジャンクションとは
12星座のうち1つを移動するのに約1年掛かる木星と、約30年で12星座を一周する土星、2つの周期が大きく異なる惑星が同じ位置で重なることをいい、20年に1回発生。木星は「拡大・発展」を、土星は農耕の神サトゥルヌスからサターンという名を持つように「ちょうどいい按配を維持するため加減(増加、減少)する」といった作用を促す。

過去のグレート・コンジャンクションをざっくり振り返ると、以下の通り。

・2000年→インターネット時代の幕開け、ITバブル崩壊
・1980年→石油危機、長期にわたる米国の景気後退
・1960年→米国の公民権運動の拡大、日本で学生運動
・1940年→、日中戦争の余波から日本政府が東京五輪開催権を返上、日・独・伊三国同盟締結、米・英・仏・蘭・支等連合国との対立激化
・1920年→日本で株価が大暴落し戦後恐慌発生、米禁酒法の実施、独でヒトラー政権誕生

その上、今年はグレート・コンジャクション(木星と土星が重なる年)に加え、約200年かけて12 星座を一巡する冥王星までも重なるトリプル・グレート・コンジャクションでもあり、非常に稀有な状態に入ります。

画像:奇しくも、星と言えばトランプ政権は2020年にアルテミス計画を本格的に始動。

artemis

(出所:NASA

〇グレート・ミューテーションとは

占星術では12のサイン(星座)を、その性質によって四つに分けています。

「火、土、風、水」これをエレメントといいます。
火のサインは、牡羊座、獅子座、射手座
土のサインは、牡牛座、乙女座、山羊座
風のサインは、双子座、天秤座、水瓶座
水のサインは、蟹座、蠍座、魚座

火は生命力や情熱、上へ向かう意識。
地は安定や建設、物質的な意識。
風は思考と拡散、横へ広げる意識。
水は共感と混沌、すべてが混ざり合う意識。

グレートコンジャンクションは、20年に1度で、同じエレメントのなかで起こる事が多いのですが、だいたい200年たつと、次のエレメントに移動します。(すごいザックリです)。これをミューテーションといって200年ごとの区切りで、グレートミューテーション、グランドミューテーションともいいます。

グレートミューテーション 2020年|辰巳の辻占

2020年【水瓶座グレートコンジャンクション】~地の時代から風の時代へ~|note

これまでの約200年間は、「土の時代」でした。つまり物質、カネ、目に見える価値が重視される時代だったのです。

大雑把に約200年前を振り返ると、資本主義の源流となった産業革命や独立戦争がなどが相次いで起こりましたよね。

その土の時代が終わり、今度やってくるのは「風の時代」。

風という言葉から連想されるように物質=モノから離れ、不可視であるコミュニケーション、人のつながり、ネットワークが重要視される時代へシフトするといいます。

SNSやクラウド・ファンディング、働き方改革など、既にその素地は出来上がっているような気がしてきます。

――というわけで、極めて異例な星巡りの状況下、新型コロナウイルス感染拡大が世界を直撃したとことになります。

これは偶然なのか必然なのか。時代を、人類の価値観を、生活を根底から覆す“終わりの始まり”なのか。

シェイクスピアは、名作“ジュリアス・シーザー”で「我々の運命は星ではなく、自分自身に掛かっている(It is not in the stars to hold our destiny but in ourselves)」との名台詞を残しました。

しかし日本には、平尾昌晃の名曲「星は何でも知っている」もございます。

関心のない方には、荒唐無稽なネタで大変恐縮です・・・。しかしながら不穏な空気が漂う現状、散歩しながら太陽の光を浴び、ベランダから夜空を見上げるなど、顔を上げて気分転換するきっかけになれば幸いです。


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2020年4月9日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。