「潮目」が変わる。HPVワクチンを普及を目指すクラウドファンディングに寄付殺到!

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

一昨日から、私も応援メッセージを寄稿させていただいた


みんハピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト

のクラウドファンディングがスタートし、なんとたったの2日間で目標である1,300万円以上の寄付が集まっています…!

年間約3,000人が命を落としている子宮頸がんを効果的に予防できるHPVワクチン。

その高い安全性と効果にも関わらず、一時期盛んに副作用(副反応)が報じられたことから、我が国の接種率は1%以下(0.6%)という状況に陥っています。

科学的・医学的エビデンスに基づき、救える命を救いたい。その思いで私も、我が国ではまだ決して男性の接種が一般的とは言えない時期にHPVワクチンを自ら接種し、普及啓発に努めてきました。

参考過去記事:
男性議員だけど、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)を接種してきた

力不足で大きなムーブメントを起こすことはできませんでしたが、数人の方から「調べていたら音喜多さんのブログに辿り着き、娘と話し合って接種をさせることに決めました!」というご連絡をいただいたこともあります。

そうしたご縁で今回、サイトにも応援メッセージを寄せたのですが、寄付額が一千万円を超える勢いで注目を集めていることを大変うれしく思います。

残念ながらHPVワクチンに限らず、あらゆるワクチンにはわずかながら副作用の恐れ・リスクがあります。

ただHPVワクチンに関しても、一部の方々に強く問題視されている重篤な神経症状との因果関係は認められておりませんし、リスクやコストに対してベネフィット(便益)が上回る施策については責任を持って推進していくことは政治の大事な役割です。

そしてそのベネフィットについては、HPVワクチンは今年になって極めて効果の高い9価ワクチンが承認されたことにより、さらに便益と接種すべき理由が高まりました。

9価のHPVワクチン、国内で初めて正式承認

我が国はいまだにHPVワクチンは公費で接種可能な「定期接種」に分類されているにもかかわらず、積極的な勧奨は控えるという極めて中途半端な足踏み状態が続いています。

その結果、エビデンスに基づかない報道・情報で過剰にワクチンを恐れる人・HPVワクチンの存在自体を知らない人が非常に多くなるという状態を招いてしまいました。

民間からHPVワクチンを普及啓発していく、今回のようなプロジェクトを心から応援していくとともに、私も国による積極勧奨が早期に再開されるよう、引き続き全力で働きかけて参ります。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年9月1日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。