セミナーは講師と受講者で作り上げていくもの

昨日は、名古屋駅近くのセミナールームで資産設計のセミナーを開催しました。50名以上の方にお集まりいただき、2時間の講座で金融資産と実物資産の組み合わせたハイブリットなアセットアロケーションの具体的な方法についてお話しました(写真)。

先月の大阪から連続して、東京以外で開催するセミナーの機会が続きましたが、セミナーの雰囲気は来場者の方によって随分変わります。

東京のセミナーはセミナー慣れした人が多く、講演に対する反応は意外にクールです。そのせいか、笑いを取ろうと思ってもスベッてしまうことが多々あります(私のトークのせいかもしれません)。

しかし、大阪に行くと雰囲気はかなり変わります。セミナー中の問いかけに対する会場の反応も良く、質問時間でもポンポンと手が上がり、皆さん積極的です。何でも質問してくださいと振ると「内藤さんの資産額はどのくらいですか?」といったぶっちゃけた質問が出てくるもの大阪ならではです。

昨日の名古屋はどちらかというと、東京に近い雰囲気でした。会場が大きく、参加者数が多かったせいもあるのかもしれませんが、真剣で真面目な方が多く、いつものギャグを封印し、やや硬めなトークで2時間休憩なしで話続けました。

セミナーというのは、講師と受講者双方で作り上げていくものだと感じます。来場者の方のノリが良く、話してる内容にうなずいたり、笑ったりといったリアクションがあると、話している方もその雰囲気に乗っていくことができます。逆に、リアクションが無く、あまり楽しそうではない雰囲気になると、講師もその影響を受けてしまうのです。アーティストのコンサートと何だか似ています。

大阪、名古屋と開催してわかったことは、東京以外にセミナー開催に対する大きなニーズがあるということでした。東京で開催するのに比べ、2倍から3倍くらいの負荷がかかりますが、今回のように地元の協力者の方とコラボレーションできれば、もっと開催していきたいと思いました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年11月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。