中国ユニコーン企業で音声配信開始

今般、中国のユニコーン企業の一つであるHimaraya から音声配信を始めた。

登録者数4億人以上という中国最大規模で、舛添要一氏、神田昌典氏、苫米地英人氏ら著名人が既に配信していた。
配信前に、中国最大規模の日本法人とはどのようなところだろうと、興味津々で同社を訪ねた。

2017年11月時点での「世界の主なユニコーン企業」(成美堂出版 「今が分かる時代がわかる世界地図」より)の11社のうち、米国企業が6社、中国企業が4社、日本企業はメルカリのみの1社であり、以前から中国のユニコーン企業に強い関心を持っていた。

まず驚いたのは、それほど広くないスペースで従業員もさほどいなかったことだ。
まあ、できたばかりの日本法人だから、こんなものだろうと納得。

次に驚いたのは、「録音はどこでするのですか?」と訊ねたら「スマホのディクタフォンという無料アプリが便利です」と言われたことだ。

私自身、今まで何度か音声収録をした経験があるが、いずれも外部から遮断されたラジオ収録用のスタジオだったので、無料アプリでの収録というのは“想定の範囲外”だった。
(中には、レンタルスタジオで録音するケースもあるそうだが…)

そういえば、最近、iPhoneだけで映画を撮影したプロの監督がいると聞いたことがある。
俳優はInstagramで探したそうだ。

Himarayaアプリを開いてみると、すべて無料で聴くことができる。
「いったいどうやってマネタイズしているのか?」と疑問を抱いたが、初対面で企業秘密を訊ねることは、さすがにはばかられた。

ともあれ、私自身の「常識」が完全に覆った。
「常識とは18才までに積み上げられた先入観の堆積物にすぎない」と言ったのは、かのアインシュタイン。

私自身にしても、今までの人生で蓄積された先入観と偏見の塊である「自分の常識」が覆った。
投打の二刀流でメジャーで活躍している大谷投手を見ても、今や「常識を疑う時代」に来ているのかもしれない。

このような次第で、私自身も無報酬で配信をすることになった。
再生回数を気にすることなく、少しでも(若い世代を中心とした)人々の役に立てれば、結果は後から付いてくるというのが私のポリシーだ。
個人的には、同社の今後がどうなるかを大いに楽しみにしている。

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荘司 雅彦
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2017-06-22

編集部より:このブログは弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2018年6月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログをご覧ください。