こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
先般の台風に付きまして、千葉県や東京都島しょ部で未だに停電などの被害が続いております。
一刻も早い復旧を願うとともに、関係各所には十分な対応を改めて依頼していくものです。
【詳報】7年目の組閣 「安定」か「でがらし」か:朝日新聞デジタル
さて、昨日11日は内閣改造が行われまして、議員会館の中もなんとなくざわついた雰囲気が漂っていました。
政権に批判的なメディアからは「お友達内閣」「在庫一掃」「もはやネタ切れか」など厳しい論調が散見されますが、私は一見してこの布陣+発表後のコメントで「安倍首相、本気で4選を目指すのでは…?」と感じました。
内閣改造 維新 松井代表「改憲に向けた党内配慮型内閣」 | NHKニュース
確かに「あだチャン」で「在庫」と一蹴された科学技術相のような人事もありますが(苦笑)、懸案の二階幹事長を敢えて留任させるなど、党内政治掌握と憲法改正に向けて並々ならぬ意欲が感じられます。
ただでさえ異例である3選目の任期の中、普通にやっていれば4選はありませんし、憲法改正も困難です。
13人を入れ替えた手法も、「閉店セール」というよりはむしろ継続に向けた「攻めの姿勢」なのではないでしょうか。
松井代表も述べている通り、維新も独自の改憲案を持っていますし、議論をすることには極めて前向きです。
安倍改造内閣が掛け声倒れで終わらぬよう、積極的に・正面から国会論戦を挑んでいきます。
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また、私のライバルである(大声)小泉進次郎氏が環境相として入閣されたので、一言。
復興政務官として被災地支援をライフワークとしてきた小泉進次郎氏にとって、福島原発の問題に直接的に携わる環境相という立場は、おそらく本人としても非常にマッチしたものでしょう。
一方、現実的には海洋放出しか選択肢のない「処理水」についての発言や、政府方針と少し趣の異なる原発方針への言及など、やや心配になる滑り出しを見せています。
もちろん「処理水」も海洋放出以外の方法があれば良いですし、原発もゼロにできれば理想的ではありますが、少なくとも現時点では国民受けは良くても「解」がないスタンスであることは間違いありません。
だからこその小泉氏の挑戦になるのだと思いますが、果たしてイメージ戦略だけではなく、現実と結果につなげていく手腕を発揮されるのかどうか。
私も国会論戦を積極的にしながら期待と注視をしていきたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年9月11日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。