ユーチューブやZOOMが普及しても「ライブ」の魅力は無くならない

コロナウィルスの影響で、資産運用に関するセミナーや講演がキャンセルになっています。

私も外部から講演を委託された4月のセミナーが、いくつかキャンセルになってしまいました。

また、いくつかの大学で4月から資産運用講座を開講する予定になっていますが、こちらも開校時期を延期する相談が事務局から来ています。

一方で、資産デザイン研究所が主催するセミナーは、今のところ全て予定通り開催しています。インナーサークル資産設計実践会も、今週末に月例会を予定通り開催します。

セミナーを開催するかどうかの判断は主催者次第ですが、私は現在の環境であれば、開催を続けても問題ない(=開催するメリットの方が、デメリットより大きい)と判断しています。

もちろん、開催によるコロナウィルスへの感染リスクはゼロではありません。受講者には、自分自身でリスクを取るかどうかを判断してもらい、参加を決めてもらうことになります。

また、今後国内の感染状況の変化があれば、開催にこだわらず、セミナーを中止することもあり得ます。その場合は、お申し込みいただいた方には受講料を全額返金いたします。

SHINOBY’S BAR 銀座で3月18日開催3月30日開催のセミナーは、どちらも満席になりました。いつもより早いペースで席が埋まっているのは、他のセミナーが中止になったり、延期されている影響だと考えています。

このように、セミナー開催ニーズが強いことを鑑み、4月にも追加でセミナーを開催することにしました。資産デザイン研究所メールで、読者の方に先行ご案内する予定です。

ユーチューブが普及してもコンサート会場に出かけて生ライブを聞きたい人が減らないのと同じように、ZOOMが普及してネット上で会議やセミナーが簡単にできるようになっても、セミナー会場でリアルな話を聞きたいという受講者がいなくなることはありません。

SHINOBY’S BAR 銀座でのセミナーは、前半のセミナーと後半のドリンクと食事を食べながらの懇親会の2部構成になっています。動画で参加しても得られない価値が、そこにあると思っています。

とは言え、セミナーの内容によっては、動画による受講形態もこれから増やしていこうと思っています。今週金曜日に開催する太陽光発電投資セミナーは、動画収録での申し込みも受け付ける「実験」を始めています。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年3月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。