東京都の新たな新型コロナウイルス感染者が7月30日、過去最多の367人となった。
小池都知事が臨時会見を開き、フリップを掲げながら「これまでの『感染拡大警報』と申し上げていたところに2文字を加えて、『感染拡大特別警報』である状況だ」と説明。
さらに、都内の酒類を提供する飲食店やカラオケ店を対象に、営業時間の短縮を要請することや、都独自の緊急事態宣言発令の可能性についても言及したため、ツイッター上には「感染拡大特別警報」「営業時間短縮」「独自の緊急事態宣言」といった関連ワードがあふれた。
脳科学者の茂木健一郎氏は、「知事の役割は、『感染拡大特別警報』とか、言葉をあれこれひねくり回すこととは別のところにあるような気もするのですが。。。子どもの頃、『超ウルトラスーパーデラックス・・・』とか言葉遊びをしていましたが、小池さんにはそんな印象を持ちます」と、都知事の姿勢を子どもの言葉遊びレベルと指摘。
知事の役割は、「感染拡大特別警報」とか、言葉をあれこれひねくり回すこととは別のところにあるような気もするのですが。。。子どもの頃、「超ウルトラスーパーデラックス・・・」とか言葉遊びをしていましたが、小池さんにはそんな印象を持ちます。具体的な政策をシンプルな言葉で語ってくだされば。 https://t.co/W6ZdgIXM6C
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 30, 2020
元文部科学省次官の前川喜平氏も、「言葉遊びにしか聞こえない。感染者がさらに増えたら、何警報になるんだ?超特別警報か?」と疑問を呈した。
言葉遊びにしか聞こえない。感染者がさらに増えたら、何警報になるんだ?超特別警報か?まだ使っていない横文字でエマージェンシーか?クライシスか?それより検査の抜本的拡大だろう。もっと早くもっと多く検査を増やすべきだ。 https://t.co/0SDuzCvAZn
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) July 30, 2020
アゴラでお馴染みの永江一石氏は、見かけの感染者数だけで危機を煽る都知事に苦言を呈している。
アホほど検査したらアホほど軽症と無症状が出るのは当たり前。
それを隔離するために病床が切迫していますってマジで小池百合子馬鹿なん?
切迫するなら有症だけ検査して、アホみたいに誰でもかれでも検査するの即刻止めろ!
東京の今月の死者、80代と90代2人。90代の1人はコロナ無症状!たぶん老衰
— Isseki Nagae/永江一石@「虎の穴」 (@Isseki3) July 30, 2020
飲食店への営業時間短縮要請や東京都独自の緊急事態宣言の示唆については、政策コンサルタントの室伏謙一氏が、「強い知事、決断出来る知事のイメージ作りに躍起になってますね。形を変えた小池劇場」と揶揄。
強い知事、決断出来る知事のイメージ作りに躍起になってますね。形を変えた小池劇場。首長の権力くらべはもういい加減に御免被りたい。https://t.co/1vADGiBqhp
— 室伏謙一 (@keipierremulot) July 30, 2020
一般市民からも、
営業時間短縮って、、、 潰す気か?今さっきもお店をコロナ禍で閉店するとこもあるのにこれやったら特に小さいお店は潰れる。なにを考えてるんかな。東京の知事さんは、、、
東京にだけ独自の緊急事態宣言出すのは構わないけど 解除した後の感染拡大については何か対策考えてるのかね?前の時みたいに対策がないのなら、2か月頑張っても2週間たらずで再び感染者ふえると思うぞ。
よくわからない「東京アラート」を挟んだだけに「感染拡大特別警報」がどういう水準のものか伝わらないのではないか。さらに独自の「緊急事態宣言」の可能性を言われても。とにかく、都も政府も場当たり的で、市民、事業者の受け止めの混乱を招くだけ。
などのツイートが相次いだ。
一方、 大阪府や愛知県などの大都市圏でも感染者数が増加する中、8月の夏休みムードによる気の緩みでさらなる感染拡大を心配する声も多く、
東京、大阪、愛知、福岡の様な都市ごとのトップが独自に緊急事態宣言を出して、休業要請と補償をセットにした対策をしていくしかない。
といったツイートも見られた。