こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日の参議院予算委員会では、松沢成文&梅村みずほ議員がコンビで登壇しました。
総務省の規制改革や原発処理水問題など、2人とも舌鋒鋭く政策提案を行い、中でも注目を集めたのがこの話題。
維新・梅村氏「お天道さまが見ている」、質問通告「嘘でもいいから」動画で野党議員を批判 https://t.co/naYGDOvaZX
発言者の名前などを指摘することはなかったが、野党席からは「染めるとか、何を失礼なことを言っているんだ」「何それ」とヤジが飛び交い、議場は騒然となった。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 15, 2021
梅村みずほ議員は武士の情けで予算委の場では名指しはしませんでしたが、先日、質問通告をした・受け取っていないと質問委員と政府側が揉めた際、立憲民主党会派の小西ひろゆき議員がその後輩議員に
「嘘でもいいから!(質問通告を口頭でしたと言え!)」
と唆した場面が動画で捉えられ、本件は私もブイログ動画で苦言を呈していました。
「お天道さまと子供に見せて恥ずかしくない自分でありたい。これは私自身も野党側も心しなければならない」
「悲しくなった。染まっていない議員をそのように染めないでほしい」
という梅村みずほ議員の指摘は、至極まっとうなものですし、言い方も丁寧で誠意がこもったものだと思います。
平井大臣へ質問通告した、しないで、与野党理事が揉めてる最中…。
小西洋之が質問席の後ろから「嘘でいいから、口頭で言ったって」
ウソでもいいからってとんでもないこと言ってんぞ。
※音量大きくすると聞こえるよ pic.twitter.com/nWsDTuFHMP
— Mi2 (@mi2_yes) March 10, 2021
これに対して野党サイドからは一斉にヤジが上がってたわけですが、その中には
「あれはディープフェイク(で加工されたもの)なんだよ!」
という驚きの内容まで。参議院公式HPに掲載されている動画が、ディープフェイクで加工されているというなら驚きです。
※ディープフェイク
人工画像と音声の合成技術により、本人が喋っていないことを喋ったかのように見せる動画を作り出すこと
嘘に嘘を塗り固め、まさに恥の上塗り。
ヤジの中に「あれはディープフェイクなんだよ!」というものもありましたが、ならば議事を止めればいいのです。ヤジる段階で、きっと図星。
人は騙せても自分は決して騙せない。まっすぐでいたい。 https://t.co/VT2Mlfa1it— 梅村みずほ 【ストップ!児童虐待】日本維新の会 参議院議員 (@mizuho_ishin) March 15, 2021
捏造だというならば議事を止めて発言の取り消しを求めなければならない場面ですが、そうしない・できないあたり、さすがに図星をつかれたという自覚があるのだと思います。
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本件を私や梅村みずほ議員が厳しく取り上げているのは、国会という民主主義の聖堂を汚す行為であるのはもちろんのこと、「質問通告をした」という嘘によって担当官僚の人生が狂いかねないからです。
国会で立憲の小西議員が質問通告について「嘘でもいいから口頭で言った〜」と囁いた件。これを議員がやると、嘘を立証できないから、調整した役所の係長や係員等の責任になってしまう。嘘は当然ダメだし、立場の弱い職員に責任転嫁しようとする姿勢もダメだよ。本当に不適切だし、極めて残念。
— おもち@おもちクエスト連載中 (@ex_kanryo_mochi) March 12, 2021
確かに口頭で質問通告をする・追加する場合もあるので、いわゆる「質問取り」に来る官僚の皆さまは気を尖らせてメモを取っています。
それを議員側が「したはずなのに、取りに来たあいつらが聞いてなかったんだ」と責めようものなら、録音でもない限りその担当者の責任問題になりかねません。
「議員のほうが嘘をついた」
なんてことを官僚側が言い出せるはずもなく、ゆえに「強い」立場にある政治家・議員には高い良識が求められるわけです。
小西ひろゆき議員は論客であり、その高い調査能力には一目を置くところもあります。
だからこそ、不適切な発言・態度を取った本件については誠意ある対応をしていただくことを臨むばかりです。
あとディープフェイクはありえないと思います!!(キッパリ)
Abemaプライム、終了。パックンに「貴方が与党だったらいつ、何をやるんだ?!」と激しく詰められるの巻。でもケムに巻く政治家答弁ではなく、正直にできることとできないことを答えたと思います。そしてどんな時にもミャンマーの話題を忘れない堀潤さんが素敵でした(堀さんより髪が短くなった!)。 pic.twitter.com/FFcuaEg4gZ
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) March 15, 2021
我々は週刊誌に追随したスキャンダル追及ではなく、コロナ対応など本質的かつ建設的な議論を展開してまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年3月15日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。