15日に立憲民主党は、倫理委員会を党本部で開きました。
刑法で定める性行為への同意を判断できるとする年齢の引き上げを議論していた党の会合で「14歳の子と同意した性交で逮捕されるのはおかしい※」とした発言で批判を受けていた本多平直衆院議員(北海道)は、次期衆院選挙で北海道4区の公認を受ける予定でした。けれども、批判がさらに大きくなったことにより、党員資格停止1年で公認が取り消される見通しとなりました。
※本多議員が14歳の子と同意の上で性交した経験があるわけでは決してありません。
荒井聡委員長は会合後、26日に公認取り消しを決定すると会見で述べました。
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じっさいに性犯罪刑法改正WTに参加した岡本あき子衆議院議員などから、処分について異論が上がっています。
本多議員への党員資格停止処分は、総選挙を公認で立候補できず、政治生命を断たれるような処分となる。
すでに本多議員は当該発言について、謝罪、撤回し、厳重注意を受けている。
その上に、党員資格停止処分が妥当なのか。
倫理委員会で関係者等からきちんとヒアリングをし、検証して頂きたい。
— 尾辻かな子 (@otsujikanako) July 15, 2021
立憲民主党の内部からも、党の第三者機関「ハラスメント防止対策委員会」が作成した調査報告書自体を疑問を呈する声も多いです。
本多議員の件、事実関係が判然としないところもあるのでとりあえず調査報告を待っていたのですが、出てきた報告書を読んで、うーんと唸ってしまいました。誰がいつどういった調査を行ったのか説明がないし、内容的にも客観性に欠けるのではないか…という感想です。https://t.co/sxoq2e8LWm
— 森たかゆき 中野区議会議員 立憲民主党 (@moritakayuki) July 15, 2021
そのために、身内に甘いという批判が大量に起こりました。
本多平直「50歳近い自分が14歳と同意性交で逮捕はおかしい!」
福山哲郎「撤回したしOKでは?」
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1ヶ月半後、本多の公認内定取消し報道
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妻の西村智奈美や津村啓介が処分撤回求め嘆願書
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福「本多が自ら離党することに抵抗感には一定理解」最後まで身内に甘い立憲民主党https://t.co/5Mc0ilqIzq
— Dappi (@dappi2019) July 14, 2021
非公開での議論への懲罰を安易に出す危険性を指摘する声もあがりました。
踏み込んで言えば、私は本多平直さんの公認を取り消すという立憲民主党に対応に疑問を感じる。党内での非公開の議論での発言でこのような処分を受けるなら自由な議論などできない。
— 弁護士 亀石倫子 (@MichikoKameishi) July 15, 2021
非公開であろうとなかろうと、例え話であろうとなかろうと、おかしいものはおかしいという意見もあります。
本多平直衆議院議員
「50歳と14歳が性交して逮捕されるのはおかしい。」北海道新聞と愉快な仲間たち
「建造物不法侵入で記者が逮捕されるのはおかしい。」沖縄2紙と地球市民の老人たち
「公務執行妨害で米軍基地反対活動家が逮捕されるのはおかしい」間違いなくこの方々がおかしい。
— 小野寺まさる (@onoderamasaru) July 13, 2021
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なにを議論しているのか確認しないままで、空中戦が展開されています。
立憲主義とは何だったのでしょうか。
冷静な議論を望みます。