減らすべきは「糖質」なのか「脂質」なのか?

私のインスタグラムやフェイスブックの投稿を見ている人には信じてもらえないかもしれませんが、今もゆるい糖質制限を続けています。ポイントは、厳格にやるのではなく「ゆるく」続けることです。

maruco/iStock

それと並行して、毎日の平均1万歩のウォーキングと自宅での自重トレーニング、更に週一回のパーソナルトレーニングを続けて、体重を約5キロ減らすことができました。

しかし、体脂肪率はあまり変わらず、今のやり方に何か限界を感じています。

担当のパーソナルトレーナーは、ボディビル大会に出場しています。体型作りの話を聞くと、白米を食べて糖質をむしろ積極的に摂取すると聞きました。

そして毎日の食事では、油と塩分の摂取を意識的に抑えています。鶏肉の皮は食べない、揚げ物を食べない、魚も脂身の多いものは食べないといった徹底具合です。その分白米をしっかり食べて、トレーニングを続けているのです。

筋肉を肥大させるのを目的にしているボディービルダーの食生活を、私がそのまま真似ることはできないでしょう。でも、参考になる部分はあると感じました。

そんな中、友人でプロボクシングの元世界チャンピオンの木村悠さんが、同じ白米を食べる方法でダイエット指導を行い、成功していることを知りました。ご自身も現役時代に100回以上の減量経験があり、その方法として白米を食べていたそうです。

極端な糖質制限で短期で痩せる方法は、精神的なストレスが強く、プログラム終了後のリバウンドのリスクが大きくなります。

木村さんの話を聞いていると、この方法であれば続けることができ、リバウンドのリスクも抑えられるように感じました。

糖質を適度に摂りながら脂質を減らす。そして、適切な運動を組み合わせ無理なく体をシェイプアップする。

木村さんは、最短1ヵ月で4キロ落とすダイエットプログラムを提供しています。食事制限だけではなく、運動やカウンセリングを組み合わせて結果を出す人が次々と生まれているようです。

新しいやり方を実際に「人体実験」して、何が良いのか効果を確かめる。私も「腹筋を割る」を目標に、脂質制限による方法にチャレンジしたくなってきました。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年11月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。