こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日からいよいよ、岸田総理と一問一答で議論ができる予算委員会がスタートしました。
質問が集中したのは、やはり10万円給付について。昨日のブログで「おそらく持たない、週明け早々にも撤回に追い込まれるのではないか」と予想していましたが、案の定…という展開になりました。
総理・官房長官の答弁を総合するに、現金給付が幅広く認められる運用となりそうです。
方針転換は歓迎ですが、足立代議士も指摘している通り、この決断が先週行われていれば随分と助かった自治体も多かったはずです。
そもそも一貫性のない政策を打ち出したことに加えて、この優柔不断な対応については苦言を呈さざるを得ませんし、明日14日の質疑でも維新メンバーが取り上げていく予定です。
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一方で、本日の予算委員会の様子をざっと見ている感じ、こうした融通無碍さ加減は岸田総理の強みにもなりえるかもと思いました。
攻撃的な姿勢はまったく見せず、丁寧な答弁に終始。そして批判が大きいと見るや、早々に予算委員会初日に方針を転換する。
方針転換に批判はもちろん出ますが、論争に耐えられないと見るや「損切り」する決意したのだとすれば、これは一つの能力・決断力であるとも言えます。
岸田総理の「聴く力」や柔軟性が我が国の政治にとってプラスになるのかどうか。
なお続く衆参議院の予算委員会にて、私自身としてもしっかりと見極めてまいりたいと思います。
14日の質疑にもぜひご注目ください!
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年12月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。