前回、SNSと比べたウェブサイト・ブログのメリットの中で、「ウェブサイトやブログを基盤とすべき」とお伝えしました。
(前回:自分のサイトが簡単に持てる!ワードプレス無料講座①)
初歩的なことではありますが、先日、ITに疎い知人と話をしていた時に、ウェブサイト、ブログ(アメブロ、ライブドアブログ)、ワードプレスがごちゃごちゃになっていたため、そのような方も多いのではないかと思い、今回はそれらの違いを説明します。
ウェブサイトとブログとワードプレスの違い
まず、ウェブサイトとブログの関係です。図に描くと以下のようになります。
一般的には、図にあるように、ウェブサイトの中にブログがあります。ただ、以前は個人がウェブサイトやブログを持つのは技術的に大変でした。そのため、個人でブログを簡単に持つことができるアメーバブログやライブドアブログなどのブログサービスが登場しました。
次に、ウェブサイトとワードプレスの関係です。図に表すと、このようになります。
つまり、ウェブサイト≒ワードプレスです。ワードプレスは、ウェブサイトを作るための一つのツールだと思ってください。「≒」ですので、ウェブサイトは他にもさまざま方法で作ることができます。
ただ、世の中の約40%のウェブサイトはワードプレスで構築されています。ですので、ワードプレスという言葉が一人歩きして、「ウェブサイト」と「ワードプレス」がそれぞれ存在すると思われている方も多いようです。
なお、ワードプレスは、最初はブログ専用のツールとして登場しました。ただ、そこからバージョンアップを重ねたことで、一般的なウェブサイトとして利用できるようになりました。
ウェブサイトとアメブロはどちらが良い?
ウェブサイト・ブログ・ワードプレスの違いを理解できたと思いますが、では「ウェブサイト」と「アメブロ・ライブドア」なら、どちらがいいのか?と思う方もいるかもしれません。
これについては、ウェブサイトの方が良いです。もちろん、アメブロやライブドアブログでも問題ありませんが、将来、記事がたまって立派なコンテンツとなった時に、自分のウェブサイトでブログを書いておけば、それが自分自身の資産やブランドにつながります。アメブロやライブドアでの記事作成だと、それはあくまでもアメブロ・ライブドアブログのコンテンツとなるためもったいないのです(アメブロから自分のウェブサイトにコンテンツの移管ができます。これについてはまた後日、記事を書きます)。
アゴラ読者の皆さんは、書くことが大好きな人も多いと思います。自身のサイトでたくさん書けば書くほど自分のコンテンツとなり、自分の資産・ブランドとなるのです。
ちなみに私は、技術系の備忘録をライブドアブログに登録しています。メモ書き程度の内容で更新頻度は少ないのですが、記事数としては1000記事ほどあります。
自社サイトに組み込むことも考えましたが、あまりに端的な文章であるため(1記事100文字もない程度のブログです)、会社のブログとして載せるのはよろしくないなと判断して、ライブドアで継続しています。
このように使い分けてもいいのですが、しっかりとしたコンテンツを書いて発信したい方は自分のサイトを作っていきましょう。
ホームページとウェブサイトの違い
最後になりますが、「“ホームページ”と“ウェブサイト”の違いは?」と思われている方もいるかもしれません。「ホームページ」と「ウェブサイト」の違いも説明しておきます。
厳密にいうと、ホームページは「あるサイトを見て、最初に表示されるトップページ」のことをいいます。アゴラであれば、
https://agora-web.jp/
がホームページで、
https://agora-Web.jp/archives/2054788.html
等のページは「下層ページ」、もしくは、ただ「ページ」と呼びます。
ウェブサイトというと、
https://agora-web.jp/
https://agora-web.jp/archives/2054788.html
など、全てのページを含めた全体というイメージになります。
ですから、「ホームページ」といわれるとトップページを連想してしまうので、私はウェブサイトという言葉を使用します。一般的にはホームページという言葉の利用が多いかもしれませんが、ウェブサイトといった方が、何となくプロらしく聞こえるというのもあります。
(次回につづく)
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