ロシアのプーチン大統領の健康状態めぐっていろいろな憶測がありますが、最近はマスコミも「血液の癌」という説を引用の形で取り上げるようになりました。
プーチン氏に近いロシア新興財閥「オリガルヒ」の男性が西側投資家に話した内容の録音ファイルを米誌ニューラインズが入手し、タイムズ紙が引用する形で伝えました。
プーチン氏は「血液のがん」か オリガルヒ発言の録音を引用 英紙報道 | 毎日新聞 https://t.co/jk4rmtms68
— 毎日新聞国際ニュース (@Mai_Intl) May 14, 2022
この元になったNew Linesの報道では”blood cancer”という表現ですが、これにはいろいろな種類があるようです。
英タイムズ紙がプーチンが「血液がん」と報道。情報が粗い。余命数か月とあるが、白血病や悪性リンパ腫だと、その段階で既に大量化学療法済みのはずで目に見えた脱毛があるはず。「背中の手術」「ステロイド」のキーワードからは、事実ならば多発性骨髄腫かもとなるが。https://t.co/3hb8qfaO71
— 村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 (@JapanCenturion) May 14, 2022
「血液の癌」という情報の出所は、匿名のオリガルヒの録音(非公開)だけですが、ウクライナ側も(情報源は不明ですが)プーチンが癌だと主張しています。
【ウクライナ国防省高官「プーチン氏がんなどの病気」】https://t.co/xoQZnlDhuK
ウクライナ国防省の高官がロシアのプーチン大統領の健康状態について、「がんなどさまざまな病気を患っている」という分析を明らかにしました。#テレ朝news
— テレ朝news (@tv_asahi_news) May 15, 2022
以前からプーチンの顔色が悪いという問題は取り沙汰されています。
これもスポニチだが、癌だという噂は根強くあった。
中村逸郎教授、プーチン大統領のがん引退報道「真実に近い情報」NATOとロシアの全面衝突を懸念(スポニチアネックス)https://t.co/4mwZkBTEBW
— 池田信夫 (@ikedanob) May 14, 2022
4月のショイグ国防相との会談では、ずっと右手でテーブルを握りしめていたことが「手のふるえを止めるためではないか」と話題になりました。
早川 忠孝: プーチン大統領の健康不安説を裏付ける会談https://t.co/2WJq6OTR3l
ロシアの国民は、パーキンソン病に罹患している疑いのあるプーチン大統領に任せておいていいのかな? プーチン大統領が簡単に失脚するとは思っていないが、健康に不安があ…— アゴラ (@agora_japan) April 27, 2022
手術して影武者を立てるという噂もあります。
近々がん手術を受けるとうわさのプーチン大統領に影武者登場させる説が浮上 海外メディア報道#プーチンhttps://t.co/4URLN8CkqL
— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 14, 2022
この背景に、政変のにおいを感じる人もいます。
プーチン「血液ガン説」:
・欧米企業がオリガルヒと会合した際に秘密で録音
「プーチンが癌で死ぬか、あるいはクーデターなどによって、ロシアがこれ以上の不幸から免れることをみんな願っている」
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真偽はともかく「穏便に」引退させる道の一つかな、とは思います。https://t.co/s5KWagW9aC— 仮蔵 (@karizo2022) May 14, 2022
プーチンの病状の真偽を確かめることは困難だろうが、重要なのは、経済制裁で不満がたまるオリガークからそのように西側のメディアに伝えられたこと。もしかしたら将来に、「病気によりプーチン大統領の執務継続が不可能」なために執務代行される(事実上クーデタ)、と報道される場合の伏線にもなる。 https://t.co/LUKjEpqIxy
— Yuichi Hosoya 細谷雄一 (@Yuichi_Hosoya) May 14, 2022
プーチン一人の決定に依存する政権が、大きな脆弱性を抱えていることは事実です。
独裁制の最大の弱点は、どんな人間でも人は必ず死ぬ、という生物学的真理を克服する手段を持っていないこと。
ミアシャイマーが試され、日本の親露派の方々が準備しておくべきなのは、プーチンが死んだとき/失脚したとき何が起こるかという問題。 https://t.co/evJugfyWQY— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) May 14, 2022
いずれも伝聞情報で、真偽は定かではありませんが、プーチン政権の中にも不満が貯まっているようなので、ウクライナ戦争は意外な形で終わるかもしれません。