財務省幹部の総括審議官である小野平八郎氏が電車内で乗客を殴るなど暴行の疑いで逮捕されました。逮捕された小野総括審議官は、政府系金融機関の管理や日銀との調整を行う部署の責任者で、日銀の金融政策決定会合にも出席しているそうです。
このため、日本銀行との政策調整や国会対応といった仕事があまりにハードで、ストレスがたまっていたためにこのような行動に及んだのではという憶測も飛んでいます。
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また、今回の逮捕についても「積極財政派の仕掛け」という陰謀論に気を付けろという憶測もあります。(高橋氏の論理展開は「財政再建派」が今後流すであろう陰謀論に気を付けろというものなのでちょっとわかりづらいです)
財務省の超エリート「次官候補」は何に追い込まれたのか?逮捕劇までに財務省で起こっていたこと @gendai_biz https://t.co/gwV928Kear #現代ビジネス
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) May 22, 2022
まあ、ふつうに考えたら、この陰謀論推しは無理があります。
警察のお世話になった人が書くとすべて陰謀論になるが、「積極財政派」が田園都市線にいたとでもいうのかね。 https://t.co/OY3o3hlQtJ
— 池田信夫 (@ikedanob) May 23, 2022
いつもどおりの批判ですが、今までの奢りがこういった結果につながった面もあるのではないかとの指摘もあります。
衝撃のニュース。個人の犯罪ではありますがしかし、森友問題の佐川氏、太田氏、加計問題の柳瀬氏等、様々な場面で政府がひたすら官僚達の問題をもみ消し続けてきたことが、こういった結果につながった面もあるのではないかと思います。奢れる者も久しからずと思います。https://t.co/YY1txQCsw2
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) May 20, 2022
反対に、因果性を無視した封建的な責任追及社会は止めたほうがよいという指摘もあります。
「財務省の中でもトップ5に入る幹部」であることを根拠に「酒に酔っていて、車内で体がぶつかったことを注意されトラブルに発展し、暴行を加えた疑い」を「財務大臣か事務次官が謝罪、説明ということになる」とする因果性を無視した封建的な責任追及社会にはウンザリしますhttps://t.co/yMfK28Lru2
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) May 20, 2022
財務省はすでに更迭する人事を発令しています。ストレスが多かったことは想像に難くありませんが、お酒には気を付けたいですね。
酒一発で人生終了
財務省総括審議官を逮捕 酒に酔い電車内で暴行か―警視庁:時事ドットコム https://t.co/i6sTW7rzI5 @jijicomより
— Isseki Nagae/永江一石 ブースター済&経済に悪影響を与えるマスク外す (@Isseki3) May 20, 2022
総括審議官は事務次官へのステップのひとつで、とても重要なポストです。なにかしらの政局になるか、なにごともないかのように扱われるか、今後の推移が注目されます。