中国ネット通販最大手のアリババ集団の創業者であるジャック・マー(馬雲)氏が東京に滞在しているという英フィナンシャル・タイムズの報道があり、その動静に注目が集まっています。
雲隠れジャック・マー氏が一時日本に
銀座の会員制クラブなどで活動かhttps://t.co/iLDsvs8VbHアリババグループの創業者、ジャック・マー氏が半年近く日本を拠点にしていたと英紙が報じた。マー氏は2020年10月に中国金融当局を批判後、公の場からほぼ姿を消しており、消息が注目されていた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 30, 2022
家族とともに観光地に滞在していたといわれています。マー氏は2020年10月に中国金融当局を批判したために、金融子会社のアント・グループの上場が延期になってしまいました。そのため、マー氏は2022年にアント・グループの支配権を放棄したともいわれています。
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日本滞在の報道が事実だとすれば、極めて異例な動きだと言います。
事実とすれば、極めて異例な動き↓
「英フィナンシャル・タイムズは29日、中国ネット通販最大手のアリババ集団創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が約半年にわたって東京に滞在していると伝えた。家族とともに滞在し、地方の温泉やスキー場を訪れたという」 https://t.co/r34Oct3zhz— 秋田浩之(日本経済新聞)Hiroyuki Akita (Nikkei, Commentator) (@Hiroakitanikkei) November 30, 2022
事実上の亡命ではないかという見方が広がっています。
事実上の亡命かな。https://t.co/lBQt5UJEOm
— 猫組長 (@nekokumicho) November 30, 2022
習近平政権が3期目となり、企業などへの引き締めがさらに強まるとこうした動きが増えるのではという専門家の指摘もあります。
一時は海南島に滞在しているという噂がありました。いずれにしても中国当局の逆鱗に触れた人物として国内よりも安全と判断したのでしょう。習近平政権3期目で引き締めがさらに強まるとこうした動きが出てきそうです。 #NewsPicks https://t.co/nVMGKBilDt
— 峯村 健司 / Kenji Minemura「ウクライナ戦争と米中対立」(幻冬舎新書)4刷御礼 (@kenji_minemura) November 30, 2022
5月にはマー氏が逮捕されたとかされないとかといった報道が出ていました。
その亡命先はアメリカではなく日本なのか、これからアメリカに行くのか。
中国共産党がジャック・マー氏を逮捕するのが早いか
それとも
ジャック・マー氏がそれを予見してアメリカに亡命申請するのが早いか手に汗握る展開になってきた。
中国当局、アリババを立件へ 独占行為の疑い https://t.co/9DTwxzkt4C
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) December 24, 2020
マー氏のような富裕層に永住権を与えて、消費・投資してもらえばいいという意見も。
「アリババ創業者ジャック・マー氏、東京に約半年滞在」 https://t.co/T4V5zWk9Gz
こういう富裕層が滞在しやすい制度にして(永住権を与えて)、消費・投資してもらうのが賢明。日本で起業してもらえれば更に有り難い。— H.S. Kim (@xcvbnm67890) November 30, 2022
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アリババの2022年7-9月期決算は、売上高は約4兆572億円と増加しているものの、純損益は約4400億円の赤字でした。成長が鈍化しているといわれていますが、理由はそれだけなのでしょうか。
アリババ22年7~9月期、赤字転落 売上高は約4兆円
株価への影響に注目 https://t.co/j4wyJu6Ztu— Koji Hirai 平井宏治 (@KojiHirai6) November 23, 2022
マー氏は真の起業家でしたが、共産党との関係を良好にしなければ、かの国では生きていけないのでしょうか。
ジャック・マーに惚れてしまう名言はこちら。
これ当てはまる人も日本だと多いのでは?
pic.twitter.com/3WNDq02L2A— チェルシー (@chelsea_ainee) August 3, 2019
マー氏は現在58歳です。今後の動きに注目が集まっています。
共産党による統制の波で、中国の富裕層は息を潜めているのでしょうか。