アリババ創業者ジャック・マー氏が東京に滞在:事実上の亡命なのか?

アゴラ編集部

中国ネット通販最大手のアリババ集団の創業者であるジャック・マー(馬雲)氏が東京に滞在しているという英フィナンシャル・タイムズの報道があり、その動静に注目が集まっています。

家族とともに観光地に滞在していたといわれています。マー氏は2020年10月に中国金融当局を批判したために、金融子会社のアント・グループの上場が延期になってしまいました。そのため、マー氏は2022年にアント・グループの支配権を放棄したともいわれています。

Rawpixel/iStock

日本滞在の報道が事実だとすれば、極めて異例な動きだと言います。

事実上の亡命ではないかという見方が広がっています。

習近平政権が3期目となり、企業などへの引き締めがさらに強まるとこうした動きが増えるのではという専門家の指摘もあります。

5月にはマー氏が逮捕されたとかされないとかといった報道が出ていました。

https://twitter.com/yurumazu/status/1521432186926247937

その亡命先はアメリカではなく日本なのか、これからアメリカに行くのか。

マー氏のような富裕層に永住権を与えて、消費・投資してもらえばいいという意見も。

アリババの2022年7-9月期決算は、売上高は約4兆572億円と増加しているものの、純損益は約4400億円の赤字でした。成長が鈍化しているといわれていますが、理由はそれだけなのでしょうか。

マー氏は真の起業家でしたが、共産党との関係を良好にしなければ、かの国では生きていけないのでしょうか。

マー氏は現在58歳です。今後の動きに注目が集まっています。

https://twitter.com/satoshi_gfa18/status/1153772107769081856

共産党による統制の波で、中国の富裕層は息を潜めているのでしょうか。