カタール航空で気がついてしまった日本の航空会社のショボさ

カイロの不動産視察のため、羽田から移動しています。ドーハ経由のフライトで、カタール航空を使いました。JALと同じワンワールドアライアンスの航空会社です。

羽田からドーハまでは、ビジネスクラスでしたが、そのクオリティに圧倒されました。

まず座席です。JALのビジネスクラスの1.5倍くらいのゆったりとしたスペースで極めて快適でした。しかも通路側のドアをスライドさせると完全個室にすることができます。

完全なプライベート空間なので、離陸前に用意されたパジャマに自席で着替えられます。これだけで、すっかりリラックスできる素晴らしいサービスです。

そして、ドリンクのオーダーは、シャンパンならフィリポナかテタンジェのロゼ。どちらも好きな銘柄なので、両方注文しました。

機内食はフムスとピタといったエスニックなものから、通常のフレンチ、そしてお寿司とラーメンまで、バリエーション豊か。やはり中東系のお料理が美味しかったです。

機内で使えるアメニティはDiptyqueでした。何だか使うのが勿体無いようなハイスペックです。

カタール航空に限らず、エミレーツ航空などの中東系の航空会社のサービスは群を抜いています。

ビジネスクラスでもこのクオリティですから、ファーストクラスはどうなるのか。乗ってみたくなりました。

これまでは、日本の航空会社のきめ細やかなサービス、洗練された日本食が最高だと思っていました。

しかし、カタール航空に乗ると、日本の航空会社のサービスが、なんだかとってもショボく見えてきました。

日本の航空会社は、客室乗務員がシートベルトの着用チェックや、収納のロックの確認ばかり几帳面にやっています。

ちなみにカタール航空は、その辺のチェックはかなり適当でした。

安全性の確保はもちろん最重要事項ですが、乗客にとって大切なサービスとは何なのか?そんなことを考えてしまいました。

アメリカの航空会社のサービスは論外ですが、そろそろ日本よりも海外の航空会社を利用した方が良いのではないかと思い始めました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年7月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。