世田谷区の男女共同参画センター「らぷらす」が開設する講座に、批判が殺到している。
「シンママを増やす事業」東京・世田谷区広報が投稿した“女性限定”講座が「思いっきり性差別」「離婚を促進」炎上、背景に福原愛の“子ども引き渡しトラブル”も : https://t.co/5EWpEPuICB #政治 #離婚 #結婚 #家族
— 週刊女性PRIME (@shujoprime) August 11, 2023
【募集中!離婚をめぐる法律・制度活用講座】離婚を考えたときに必要な知識、法律や制度活用等を、女性の立場を深く理解する講師がお伝え!①法律編9月9日(土) ②制度編9月16日(土)(各回午前10時~正午) 対象:女性(2回参加可能な方)先着20名(要申込) #世田谷 https://t.co/TRgBtpYIij pic.twitter.com/ZssBcnonD9
— 世田谷区広報 (@city_setagaya) August 4, 2023
この講座は、「離婚をめぐる法律・制度活用講座」とのタイトルで、9月に全2回、女性限定で開かれる。まず、なぜ「女性限定」なのか、という疑問は誰もが抱く。さらに、離婚を助長するかのような姿勢も感じ取れ、シングルマザーを増やす恣意的な講座ではないか、との声が上がっている。
そもそも、この「らぷらす」のHPに掲載されている「募集中の講座」を見ると、そのほとんどが、女性かセクシャルマイノリティ向けである。男性向けもあるにはあるが、このページで確認できるのは、「男性電話相談」のみ。ここまで少ないと、明らかに男性を差別しているようにも受け取れ、「男女共同参画」という看板は、偽りありと言われても抗弁できないだろう。
そもそも、この「らぶらす」の運営は、「社会福祉法人 共生会SHOWA」が行っている。この団体は、昭和女子大学が母体となって設立されたものだ。理事長は同大前理事長で元学長の坂東眞理子氏。
【7/22 #らぷらすフェスタ】
【7/30 #らぷらすゼミ 令和の老後を考える】
【8/5 #せたがやケアカフェ】講座にむけて、#樋口恵子 さん、#坂東眞理子 さんの著書、#介護 、#老後 、#ケア に関連する書籍を展示しています。貸出も可能です。
展示期間:2023年7月~8月中旬(予定)#世田谷らぷらす pic.twitter.com/x5k3VSta8a— 世田谷区立男女共同参画センターらぷらす (@setagayalaplace) July 3, 2023
世田谷区の看板を掲げておきながら、坂東氏の宣伝機関に成り下がっているのではないか? それにどう見ても、樋口恵子氏だとか世代的に古すぎであり、悩みや困難を抱える現役世代が、進んで相談に行ける環境だとはまったく思えない。昭和女子大は世田谷区にあるが、区も地域連携の名の下で、単なる癒着に堕している可能性もある。
世田谷区のHPでは、保坂区長が自分の当選報告会である「車座集会」と何の関係もない「らぷらす」を結びつける不自然さが際立っている(コチラ)。
「らぷらす」は区民の税金で運営されており、平等・公平・中立といった観点は絶対にないがしろにできない。しかし、公共機関の在り方が、一つの思想や方向に流れていたり、特定の人物の宣伝になっているとすれば、大変な問題である。引き続き調査を進めたい。