2月上旬に英誌エコノミストに掲載された立憲民主党の泉健太代表についての記事が今となって注目を浴びています。
Izumi Kenta, the leader of Japan’s centre-left opposition, still has much to do to revive his party. But the pragmatism he is demonstrating makes it seem possible https://t.co/9wCtB7xsmM 👇
— The Economist (@TheEconomist) February 12, 2024
日本の中道左派野党指導者である泉健太氏は、党を復活させるためにまだやるべきことがたくさんある。しかし、彼が示している現実主義はそれが可能であるように見せます
エコノミスト誌の記事をクーリエ・ジャポンが和訳したことで、記事の内容が広まったようです。
英エコノミスト誌の記事を和訳したクーリエ・ジャポンの記事。
立憲民主党を「アイデアがある」「現実的」と評していただきました。ご覧ください。https://t.co/7Dm7FYGkRD— 泉健太🌎立憲民主党 (@izmkenta) February 25, 2024
エコノミストは泉氏が立憲民主党を「現実的」な路線に方針転換させたとして評価しています。
エコノミスト曰く、日本の「中道左派野党」は防衛費増強に消極的で、反原発の立場を取ってきました。しかし、泉氏が代表になってから、立民は防衛力強化に理解を示すようになり、原発を容認する政党に変化しているそうです。
このことからエコノミストは、「泉氏は、彼がすでに日本の政治にもたらしつつある変化のためだけであれば、もっと注目されてもいい。」と述べました。
英誌が報道「立憲民主党の泉健太が起こす変化に世界は注目すべきだ」 https://t.co/XTFg0dQ0pp pic.twitter.com/k046QRKuPN
— 保守速報 (@hoshusokuhou) February 27, 2024
しかし、エコノミストの表現には納得できない人たちもいるみたいです。
立憲民主党の泉健太が起こす
変化は「無い」と断言します
自民党は壊滅すべきですが
立憲民主党も消滅すべきです日本人にとっての最大不幸は
「保守政党」が存在しないことです清廉潔白な人柄
日本の伝統文化を守る
日本人のことを大切に思う
保守政党が日本には必要です
https://t.co/S06Trqf1jA— もののふ (@pDqHzjWenJf8Lg2) February 26, 2024
泉氏がもたらすとされる変化そのものに対する批判も。
泉氏は代表に就任してから、前任者とは違い安全保障やエネルギーなどの政策で現実路線を追求してきましたが、党内左派からの反発にあい、思うように党内改革をすることができていません。
Japan’s Largest Opposition Party Seeks Moderation, But the Base Disagrees @Diplomat_APAC https://t.co/fWHBWCnWQv
— Daniel Sneider (@DCSneider) January 20, 2023
日本の最大野党は中庸を求めるが、支持層は同意しない
泉氏は次の選挙で150議席を獲得することが出来なければ、責任を取って代表を辞任する意向を示しています。
泉氏は有言実行で、文字通り世界から注目される政治家に大成することができるのでしょうか?
150議席で代表辞任宣言の時、その覚悟や本気を評価した人がどれだけいたか。
むしろ冷ややかまたは嘲笑ぶくみで見ていた人が多かったのでは
それが5年以内で政権交代発言に対しては、呑気、馬鹿か、本気じゃないetcと猛批判を受けた
泉健太のような高いハードルを明言した党首は他にいないというのに— naoko (@konahiyo) February 21, 2024