港区長選挙でも番狂わせ:鉄板の自民推薦現職が敗れ都知事選にも影響か

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

投票率は振るわなかったものの、都心で注目の選挙結果が出ました。

東京のど真ん中・港区において、6選を目指した自公推薦の現職が敗れ、無所属新人の清家候補が当選。

  • 清家候補はトップ当選を繰り返してきた地力のある区議経験者だったこと
  • 5期20年に対する多選批判があったこと

この2つの与件があったとはいえ、財政が極めて豊かで目立った失政がなかった現職が、それも自公によるガチガチの組織がためをしたにもかかわらず、低投票率の中で敗れたことは衝撃の一言です。

おそらく選挙に行った無党派層の多くが、自民党色の強い現職を避けて新人候補に投票したはずです。

この期に及んでも企業団体献金の廃止などに乗り出さない、政治とカネの問題を引きずり続ける自民党への不満は、都民の間でも頂点に達している証左といえるでしょう。

清家あい氏SNSより

清家候補は政党から推薦を取らない完全無所属候補でしたが、元民主党系の議員さんで、立憲・共産党が自主支援を行っていました(一部ゴタゴタはあったみたいですが)。

まもなくスタートする東京都知事選挙と似たような構図で、港区はまさに東京都の中心区の一つでもあり、この結果が都知事選挙に与える影響も決して少なくないように思います。

この港区長選挙においては維新は自主投票となり、支援者の皆さまに選択肢を示すことができませんでした。

今回の結果や情勢を踏まえて、維新として都内の支援者に皆さま納得いただける行動が取れるよう、最後まであらゆる選択肢を排除せず独自候補擁立に向けて対応を加速してまいります。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年6月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。