経営コンサルの倒産が過去最多で自らの経営すら覚束ない実態が浮き彫りに

株式会社東京商工リサーチによると、2024年の「経営コンサルタント業」の倒産件数は前年比7.6%増の154件で、過去最多を更新したとのことです。

この増加の背景には、新型コロナ禍で急増した補助金申請代行を主業務とするコンサル業者が、コロナ収束に伴い需要が減退し、事業が行き詰まったことが挙げられます。

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特に中小企業向けの補助金申請代行を手がけていた「北浜グローバル経営」は、負債総額約20億5300万円で最大の倒産事例となりました。

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コンサル業は少ない資金で1人でも開業可能なため参入障壁が低い一方で、業界内では差別化が難しく、淘汰が進んでいます。また、経営コンサルの経営の再建はその特性上とても難しいようです。

資本金1億円未満や従業員5名以下の小規模事業者がほとんどを占めるなかで、売上不振に苦しむ中小企業の実態が明らかになっています。きらびやかな企業はほんの一握りのようです。

コンサル業界では、顧客の高度化するニーズに応え、実績や特色を打ち出せない企業が淘汰される可能性が高く、苛烈な競争が続くと予測されています。

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